群馬の小さな鉄道博物館「林業機械化センター」を一般公開!!
地元群馬の人も知らない人が多いと思いますが、実は小さいですが「鉄道博物館」と呼べるところがあります。
群馬県沼田市利根町根利の「林野庁森林技術総合研修所 林業機械化センター」です。
詳しくは下記リンクをご覧ください。
ここ根利には昭和38年頃まで森林鉄道がありました。日影南郷の今は日帰り温泉の「しゃくなげの湯」がある辺りから、根利川をさかのぼり根利を抜け、そこからは倉見川沿いに北上して延びていました。
今は奇麗になって走りやすい県道62号線がありますが、森林鉄道時代のこの地域の、この鉄道が唯一の交通機関でもありました。
根利森林鉄道が廃止になる頃、沼田営林署は機械化推進の営林署となり、森林鉄道のあった根利に今の「森林技術総合研修所 林業機械化センター」にあたるものがつくられました。研修施設は勿論、歴代の林業機械が保存、展示される展示棟の「親機館」も建てられました。
親機館には、大昔の木を切るノコギリから、版代的な重機まで、様々な林業機械が保存されています。そして、林業で活躍した機械の一環として、【森林鉄道車両】も保存されているのです。
その車両が素晴らしいのです。アメリカのボールドウィン社製の蒸気機関車、やはりアメリカのホイットカム社製のガソリン機関車、日本の協三工業製のディーゼル機関車と3両もの機関車が美しい姿で残っているのです。
更には木曽森林鉄道で地元住民のために活躍した大型の木造客車も修復されています。勿論、材木を積んで運んだ運材台車と、森林鉄道の歴史が凝縮されたような車両群が見られます。
そして、もう一両。上記の「よみがえれボールドウィン実行委員会」の会員が手作りをした実物大「特殊軽量機関車」もあります。これは、短い線路ですが、電動で走ることができます。運が良ければ、走っている姿も見られます。
上記のよみがえれボールドウィン実行委員会のホームページに活動日が載っていますが、その日に見に来てもらえれば、実行委員会の会員が車両たちを解説してくれます。
※活動日以外は平日のみで、機械化センターに事前に連絡を入れることで見学可能です。
群馬の小さな鉄道博物館。小さいですが美しく保存された鉄道車両が待っています。是非、遊びに来てください。
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