2019/10/13 台風19号一過、夜が明けた中、前橋公園へと
振返れば群馬県庁も朝日に照らされてきていた。
大きなお屋敷の大きな木が、上の方から朝日を浴びる。
お屋敷の前には水溜まりが残り、台風の落ち葉が溜まる。
朝日を浴びる雲たちは、台風19号を追いかけているようだ。
紅葉し始めた背の高い木が、母屋よりも先に光り輝いている。気持ちの良い秋の朝だ。
朝日と雲と家々のシルエットを眺めて歩いていたら、自然と前橋公園へと向かっていた。
広い開けた公園は、風当たりが強かったのだろう。
ところどころに折れた木の枝が横たわっていた。
歩道部分には水が溜まり、点々と草や落ち葉や小枝が散らばる。雨が強かったのだろう。
前橋公園の堤の上に登ってみると、幸の池は雲で陰り、遠くの榛名の山々が眩しく照らされた。こんなに美しい榛名山を見たことはなかったと思う。清々しい。
日が陰ってしまったからか、台風の雨で泥が溜まったからか、幸の池は暗かった。とても寒々と見えた。
子供たちが小さい頃、良く鯉に餌をあげて遊んだが、水の減った泥の池で、大きな鯉が時折身体をうねらせて波を立てる。周囲の道路も残された足跡と自転車のタイヤの跡で、泥が溜まっているのが明確に分かる。
台風19号の長雨で増水した利根川の水が、幸の池の周囲を流れて行ったのだろう。
柳原放水路へと行くと両岸の桜並木の多くが枝を垂れ、枝を落としていた。
長雨で垂れ下がった枝が、増水した利根川の濁流で引きちぎられたのだろうか。前橋公園周辺は、爽やかな朝とは裏腹な光景となっていた。
| 固定リンク
「前橋」カテゴリの記事
- 2019/10/18 昨晩の話し(2019.10.18)
- 2019/10/16 今朝は馬場川沿いを歩いてきた。(2019.10.16)
- 2019/10/13 台風19号一過、古レールを使った聖牛が濁流に立ち向かった(2019.10.15)
- 2019/10/13 台風19号一過、浸水した親水公園(2019.10.15)
- 2019/10/13 台風19号一過、夜が明けた中、前橋公園へと(2019.10.15)
コメント
>こんなに美しい榛名山を見たことはなかったと思う。清々しい。
確かにそう思いました。
当方1960年式前橋産です。
いい写真見せて頂きありがとうございました。
投稿: みやかつ | 2019年10月19日 (土) 20時18分