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2019年9月29日 (日)

2019/09/25 水曜日に昼休み その3 好天の三河町を行く

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少し歩くと芳町通りにでる。前橋の中心商店街「街(まち)」から中川小の北側へと続く道だ。ここは丁字路で正面は少し前まで駐車場、右手には丹下珠算塾の蔵が残っていたのだが、広瀬川まで延びるであろう道路ができ、その右手は広い更地となった。

 

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2011年4月17日の写真。左手の電柱の辺りが道路になったところであろうか。石積みの蔵と丹下珠算教室と書かれた大きな蔵が2つ並んでいたが、そこはもう何もない。蔵の前を抜けていく小道の先には戦後間もない頃の家が両側に並んでいたが、そこも今やほとんどが解体された。

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真っ直ぐに延びた新しい道は通り抜けられないため左折をして街の方へと向かう。床屋があり、その先も商店であったであろう家が数件並ぶ。その向かいには新亀庵支店ともう一軒食堂があり、そして大竹酒造、写真屋など、三河町の商店街だったであろう通り。

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しかし、今や道の反対側の家々は解体され、広い空き地と化していた。

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家の間から、昭和30年代を思わせる家が覗く。

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今来た道を振返り、角に残る大きな木造の平屋を見る。長屋の様にイメージしていたが、会社の事務所の様である。

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右手の道を見ると、渋い居酒屋「いせ」の看板。上部にはセイリョウと書かれていたのが分かる。この雰囲気で、ついついこの道で広瀬川沿いへとでる。

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以前からある小さな空き地。その隣の家は。ちょいと複雑な造りで興味を惹かれる。

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広瀬川沿いの通りに出ると、丹家珠算教室から延びていた小道を見るが、今や誰も住んでいないであろう所の小道は雑草に覆われていた。一軒だろうか残っている家も、まだ人がいるとは思えない。

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養行寺の辺りからも上毛電鉄の電車を見たが、また踏切が鳴りだしたのでカメラを向けてみた。しかし、広瀬川沿いに雑草が茂り電車が良く見えない。以前はここからも広瀬川の流れも見え、対岸の小さな畑も見え、中央前橋駅からやっくる電車が良く見えたのだが。

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昔のアパート。私の伯父家族も広瀬川沿いのアパートに住んでいたが、もっとぼろかった。というか質素だったというか。急な階段を四つん這いになって上がると目の前に扉があった。小さな私には階段の突き当りが扉なのが不思議だった。部屋に入るとすぐに窓。従兄が表を眺めていたが、小さな私にも小さな部屋だった。まあ、私も最初に仕事で東京に出た時は四畳半一間でトイレも共同、風呂は銭湯だった。私の友人は新宿で家賃が安いという理由で三畳一間に一時住んでいた。まあ、その頃は、それを面白がっていたようなところもある。

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三河町の商店街の裏通りだからか、スナック、居酒屋だった建物が。

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旧大竹酒造の裏、この板金で造った鬼瓦のある板金屋さんの脇を入ったところに伯父家族のアパートがあった。この鬼瓦が怖くて、ここの路地を入るのが嫌だった。昭和40年過ぎまで住んでいたのではないだろうか。アパートの裏は日陰で広瀬川が黒く、あふれんばかりに流れ、身震いをしたくなるほど怖かった。その向こうを黒い色をした上毛電鉄が時折走り去った。

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上毛電鉄の踏切へと続く通りを覗いてみると自転車屋の隣だろうか、広い空き地になっていた。

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更に街に向かって歩いていくと成田湯の煙突が見えた。小さな家がたくさん残っていた地域だから、この銭湯も生き残ってこられたのだが、今はどうなのだろう。

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短いブロック塀と植木。箱庭のような面白さがある。

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その先にはコンクリートのゴミ箱。今やほとんど見なくなったが、木でできた蓋も残り、意外と程度が良い。近年まで使っていたのだろうかと思わせる。

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向こうは新しいマンションだが、この奥にも小さな家が続いていたことを伝えるような小道。シュロの木が昭和を感じさせる。

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反対側にも小さな路地。ここも古いアパートであろうか。

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彼岸も過ぎたというのに、青空だが木造二階屋の先にもくもくとした雲。入道雲のよう。

さて、昼休みで昼食を食べに出たのであるが、天気が良くて歩いてしまった。久しぶりに本格的に仕事をしているということもある。そろそろ食堂へと向かおう。

つづく。

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