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2017年8月 5日 (土)

2017年、22回目の岡山行き

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2017年7月28日の深夜11時、今年は'65 VW ビートルで岡山へと向かった。

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今回は次男がいなくて夫婦二人でのドライブ。自宅から180kmほど私が運転し木曽路でドライバー交代。ところが雨がパラついたりで、えりこさんは30lmほど走り再び交代。夜ももう終わり明るくなってきそうな時間、一番眠い時間だが、雨も上がり、交通量も極端に減り、私はそこから可児市の美濃加茂の手前まで80kmを一気に走ってしまった。

太陽も高くなり、ドライバー交代。ここからはえりこさんの得意なコースである。

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ちょっとだけ国道21号をショートカット、旧道の渋い鉄橋を渡り美濃加茂へと入る。

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坂祝辺りの木曽川はとても美しいが、過日の豪雨のなごりか、土の色をした水が流れる。

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各務原に出て道路は広くなり、私は後部座席を片付けて横になって寝ることとする。うとうととしたところで起こされると、目の前をビートルのカブリオレが走っていた。先を急ぐ我が家の1200ccの'65はすぐに追いつき、追い越していくが、インジェクションだから、'77年か'78年モデルの1600ccのカブリオレはゆっくりと走っている。調子が出ていないのか、古い車だと思いいたわっているのか。

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リアシートでうとうとしていたら今度は彦根で起こされた。そろそろガソリン給油である。鳥居本駅の先で給油をし、えりこさんはまだ頑張る。近江八幡では春に寄った謎の円盤UFO的建物を走りながら確認する。

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滋賀に入ると目につくのが「飛び出し坊や」である。走りながら助手席からの撮影だから、なかなか写真に撮れないが、この辺りで一体の「飛び出しガール」も目に入った。

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大津に入ると石山駅付近で京阪電車と並走する。何度も通った道だが、電車との並走は初めて。ちょっとうれしい。

そして石山の何度か寄っているコンビニでドライバー交代。混雑する京都は私の担当ということである。

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京都での信号待ちで、木造の長屋が目に入る。各戸についているトイレの作りがそれぞれ異なっていて興味を引いた。長年住んでいるうちにトイレを直したのであろうが、各戸各様なのが素晴らしい。

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京都は混雑していたが、渋滞らしい渋滞はなく、40km弱を走り昼前に亀岡。眠気覚ましに元瓦工場の瓦倉庫に立ち寄りトロッコの線路を見る。6kg/mレールのゲージは510mmぐらい。

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12時少し前に予定していたワニーズへ到着。以前はROUTE372という店を道路の反対側でやっていたが、昨年11月に道路の反対側の広い敷地にAREA372をオープン。今年の4月にワーゲン仲間でBBQをやったところだ。その一角に「Wanny's」がオープンしていた。

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サーフィンをテーマにした店だから、私はロコモコをいただいた。

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えりこさんはフランスパンのサンドイッチ。

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食事をしていると近所のおじさんが来てトマトを置いていった。私たちもお裾分けをいただく。曇りがちで例年のような強烈な日差しはないが、湿度が高くて今年も暑い。トマトを冷やすだけ冷やして、表に出てかぶりついた。やはり暑い中で食べる冷やしたトマトは美味い。昭和の味だ。

ワーゲンのおもちゃもいくつも飾ってあり、茨城からバイクでキャンプをしながら走ってきたという方もいて、1時間以上、食事と会話を楽しんでしまった。まだ岡山は200kmぐらいあるのに。

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ワニーズからも私の運転。毎年のように綺麗になってきた国道372号だが、さすがに眠くなった。40kmほど走ったところで、いつもの狩場酒造場に寄り、いつものように日本酒「秀月」を買いドライバー交代。

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丹波笹山も飛び出し坊やの多い地域。写真を撮っていたらきりがないほど。

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国道372、国道2号姫路バイパスとえりこさんの運転。日差しの強さはないが蒸し暑いから、冷たいドリンクで体の中から冷やして走ってきた。間もなく岡山という地点で雨も降りだしドライバー交代。えりこさんは約100kmを走らせた。岡山の大元泊だからあと55kmほど。

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眠気に疲れ、蒸し暑さに疲れたから、カンフル剤として三石鉱山でトロッコを眺めることとする。前回歩いたお堂への小道。そのお堂の裏に線路があったのは気付かなかった。ネットで知って驚いたので、今回もお堂へ向かった。

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午後4時を回り、草生した中に立つトイレは、一段と蒸し暑く感じた。朽ちた木造トイレというのはなんだか怖い。その脇を抜けると眼下は草むら。その向こうに線路が見え隠れする。草がなくて足元が見えれば、ピョンと飛び降りることもできるだろうが、木や草に覆われて地面は見えなくそれは無理である。

薄暗く、背中がぞくぞくする環境の中、草木を避けて狭いところに立つと、足も震える。汗をダラダラと垂らしながら目を凝らす。目が慣れてくると左手の山に埋められた坑口があり、そこから出てきた線路が右カーブをして向かいの建物の壁沿いに延びてきているのが見えてきた。以前はこの建物部分にホッパーがあったのだろうか。

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時間も時間であるから、国道2号で大元駅に向かう。駅近くで道が分からず少々手間取ったが、午後6時に無事にビジネスホテルに到着。ホテルの風情は昔の駅前の旅館がビジネスになった感じで渋い。ビートルのメータで681kmだった。最近は毎年680kmであるから、1kmほど余分に走った計算である。

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ホテルに入るのに道が分からず、ぐるりと一回りしたのだが、この辺りは古い街の様で道は狭く、道沿いに川があったり、古い居酒屋風の店舗が並んだり、なかなか良い。散策もしたいが、曇り空は怪しく、一晩熟睡もせず走って来たので疲れ、眠さもある。さっさと一番近い焼き鳥の「大吉」に向かう。表通りに出る手前には渋いアパート「青雲荘」。

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表通りに出る角にはスバル360。路地から出た向かいも渋い建物が並ぶ。岡山臨港鉄道があった時代の駅前の風情を多く残す。

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通りに出るとちょうど電車が目の前を横切ったと思ったら、目の前の高架で上り下りがすれ違っていった。

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ここでやっとビールである。いやいや美味しかった。それも生ビールがプレミアムモルツだった。

なんとなく隣のおやじさんと話をする。20歳になってからずっと大元に住むという。面白い話は「鹿田駅の写真を持っている」という話。大元駅は昔はなくて鹿田駅があったという話。ただ年齢的に、このおじさんが当時の駅を見ていたわけではないのだが、とにかく鹿田駅の写真のことを自慢そうに語った。

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楽しい話を聞いて、美味しいビールを美味しくいただき、明日の朝食を買って帰る。店を出ると遠くで雷が鳴ってはいたが降る気配はない。大元駅脇にスーパーのマルナカがあったので、そこで朝食を調達する。

表に出るとポツリ、ポツリと雨が当たったが、ホテルまでに本降りにはならなかった。

細長く広い座敷に布団が向こうとこっちに二つ置いてある。5、6人は泊れる部屋であろう。私はその広い中にたたんで置かれた布団を枕に目をつむったが、気が付いたら朝になっていた…。

夫婦二人で一気に680km、いや681km。高速を使わずに1964年製造のクーラーなしの車を走らせた。それは想像以上に快適なドライブで、大満足の心地良い疲れだった。

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