台風3号に向かって沼津へ
沼津は新幹線がないので、こだまで三島乗換えである。こだまの発着ホームの反対側は団体列車の電光掲示が並ぶ。
新幹線ホームへ登るとき、エレベーター側が修学旅行生でいっぱいで、こだま利用者は反対側の階段を利用したが、「修学旅行」という新幹線の車内は笑顔で充満していた。 新幹線に揺られて三島駅。在来線ホームへと着くと伊豆箱根鉄道の電車が発車していった。この光景を見たのは、昭和51年来ある。高校3年の家族旅行の時である。いやはや歳を取った。 三島駅で会社の2人と合流して客先へ。連日蒸し暑い日が続いているが、曇り空で風があり、少し心地よい。しかし、昼食後に駅に向かうと日が照り、蒸し暑くなっていた。スマフォの雨雲予報では、静岡県内の北部は雲に覆われているが、太平洋側は雲がない。
沼津は渋いアーケード通りが残っていたが驚いたのは「アーケード名店街」である。会社の人と一緒で写真を撮りそびれてしまったが、ビルの1階部分の道路沿いがアーケードになっている。道路を拡幅せずに歩道を作ったためにこのようになったらしい。面白い光景である。
渋いアーケードをつなぐように歩いて駅へと向かう。商店街は七夕である。 沼津といえば東海道ではあるが、昔の宿場町の面影はない。なにか、地元前橋や、埼玉の熊谷に似た感じたと思っていたら、やはり空襲で多くが焼けた街だった。 商店街が寂れつつあるのはどこも一緒であるが、沼津はまだまだ元気な方だと思う。 同行者がトイレに急ぐので、私はあとから写真を撮りながらのんびりと行く。 アーケードが終わり、表に出たら真夏の日差しとなっていた。駅脇のトイレの中は蒸し風呂の様。台風が来ているのに、おかしな天気である。列車は30分に1本。三島駅のホームで20分ほど待つ。ただ、高架になったホーム上は台風の涼しい風が吹き抜け快適で、随分と身体を冷やさせてもらえた。
運良く台風3号の雨には降られずに会社に戻れた。帰りは雨に濡れずに行ける「天笑」に決めていたが、友人から浅草で仕事をしているので天笑で飲もうとの連絡が入る。店に着くと間もなく友人もやって来た。久しぶりというか、いつも数人で飲んでいるから、彼と二人で飲んだのはいつだろうか。
彼は群馬に戻るので、台風のこともあり早めに分かれる。今回の台風は大雨を降らせていたが、幸い浅草辺り、東京の海よりは大そうな雨にはならなかった。
朝は台風3号を心配していたが、雨に降られずに沼津に行って来られ、最後は友人と二人で飲めて、意外な一日になったのであった。
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