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2016年4月10日 (日)

トミカ・タウン!? 岐阜県の富加町

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2016年4月12日(土)、翌日の朽木でのバーベキューへの移動の日。午前2時頃に前橋を出て、朝方遅い車で渋滞的になったのをきっかけに上松へと立ち寄る。

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いつものように木曽森林のΩループで下った先の製材所周辺を1時間ほど散策する。渋い製材所を眺めていると、まだ午前6時というのに体操をしている人の姿が。しばらくすると、フォークリフトの音が響き、仕事が始まったようだ。

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朝食は昨年と同じく、中津川のガストのモーニング。その後の寄り道予定は、岐阜で寄っていない酒蔵めぐりである。美濃市や揖斐川町と4箇所ほど回ろうかと。

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美濃加茂から少し山のほうへ向かい、最初に寄ったのは、松井屋酒造場。近づけは「とみか町」とある。「ん!! トミカ・タウンだ!!」。

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地図には「松井屋酒造資料館」とあったので、お酒は造っていないのかと思っていたが、駐車場の案内板には、現役の酒造であることが書かれていた。

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店内に入り「お酒も造っているんですね」と話をしつつ濁り酒と純米酒を買う。そして、店内に「酒造見学300円」とあったので、二人分を払い、案内をしていただく。

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奥の蔵の部分が江戸時代から300年経つといい、表の店が明治から約100年。それだけではない。蔵などの他の酒造で使用していた道具など約3,600点が岐阜県重要有形民俗文化財に指定されているという。

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酒造の建物も凄いが、残っている道具がこれまた凄い。そして、木桶はホーロータンクになってしまったが、それ以外は往時から引き継ぐ方法で酒造りをしているという。

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現在使われている部屋や道具すら、古いのである。昔ながらなのである。

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酒蔵見学は15分、20分ぐらいだろうと思っていたが、面白すぎて、蔵から抜け出せないのである。

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蔵の二階へと上がるとのどかな景色が格子の向こうに展開されていた。

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物によっては江戸時代のものも保存されている。今は整理されて展示されているが、広い倉庫的な蔵もあったに違いない。

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二階に上がった時点で1時間経ち、昼12時になっていたが、次の間が驚きだった。

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ここで働いていた人たちが使った日用品が大量に分類されて並んでいたのだ。大正時代の日立の扇風機もある。人によっては、何時間あっても足りないのではないだろうか。

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二階から降りて来ると、12時半近くになってしまっていた。そこには大きな竈。今でも下で薪を焚き大きな釜で湯を沸かし、米を蒸すのだそうだ。勿論、煙は大きな煙突から出て行くこととなる。

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お昼を随分と過ぎてしまい、お礼とともに謝りつつ表に出る。どんよりとしているが、穏やかで寒くは無い。そのまま、富加町商工会のゲートの先の町を歩き出す。

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「どこかお昼を食べられるところはあるかな?」

「無いんじゃない」

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そんな会話をしつつも、どんどん歩く。店らしいものはあれど全くやっていない。

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街が終わる方まで行くと、一軒の送迎マイクロバスも置かれた食堂があったが、準備中…。

その先まで行って、Uターンして戻る。

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本当は4軒ぐらい酒造を回れるかと思っていたが、トミカの街で、髄分を時間を費やしてしまった。

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富加町とは、富田村と加治田村が合併し富加村になり、昭和49年に富加町となったとのこと。この辺りは加治田村であったようだ。

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松井屋酒造場の煙突。それほど高くはないが、今でも現役の煙突であることが素晴らしい。

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駅へと向かうと途中に「富加町派出所」や「富加町消防署」があった。そんなのを見つけるたびに「トミカ・タウン派出所!!」などと言って喜んだ。

駅前へと行ったら、なにか食堂でもあるのではないかとやって来たものの、それらしいものはなし。時刻表を見たものの、すぐにやって来る列車はなし。トイレへと寄ると、再び'65ビートルに乗り込むと関市に向かったのだった。

午後1時を過ぎ、完全に他の酒造に寄ることを諦めたが、とても素晴らしい酒造で、味わい深い町だった。美濃市と揖斐川町の酒造は次回のお楽しみである。

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