温かい朝、西浅草から蔵前通りの向こうまで
翌19日の朝、客先へと徒歩で直行することとした。Googleで検索すれば25分ほど。40分あれば十分に着くだろう西浅草のマンションをでる。
合羽橋の道具街では、何店舗かが店を開ける準備をしていた。昨日までとは違って温かい日差しが降り注ぐ。
時折、浅草橋の鈴木酒場で飲むと歩いてくるが、今日は逆コース。そして、夜ではなく朝である。
飲んだ帰りに歩く下町も良いが、日差しが眩しい中、歩くのも良いものである。
いつも夜見ていて「ここはいい」と思うところがあれば、夜には目に入らないものが見えたりもする。
淺草近辺は、小さな寺が多いのだが、それが新しいビルであったり、古いままだったり。小さな庭の美しい植木が目に入る。きっと古いお寺さんなんだろうと思ったりする。
いつもは鈴木酒場からのほぼ決まった地域を通るが、今回は少し場所が違うので、あまり歩いていない路地を歩く。
いつも歩くところよりも、古い家が多い気がする。出来るだけ広くない通りを歩くが、ちょっと広い通りに出たら、今まで気が付かなかったところに東京スカイツリーが見えた。
どうも古い建物を壊したお陰で見えるようになったようだ。でも、角を曲がるたびに古い建物が目に付く。
ビルではあるが、扉や窓枠が木製の会社が目に入った。車庫の奥は、正に木造。そこには古めかしい2台の台車。
清洲橋通りに近付くと、私の好きな古いアパートが。後付であろうエアコンの室外機が各部屋に無骨ながらも整然と取り付けられているのが時代を感じさせる。
その先の角は昭和40年代といった自動車修理工場。小さなガレージにクルマは1台。すると、その先に並ぶ木造の店数件も修理屋の様である。ここは、自動車の修理屋が集まった一角のようである。
今朝のキーワードは、「佐竹銀座」と「おかず横丁」だった。そこまで行ったら、10分もしないで客先へと行けるはずだからだ。
いつも夜中しか見ていないおかず横丁が朝日で輝いていた。蔵前通りを渡り路地を入り客先がすぐそこになると、スーツの下は汗ばんでいた。昨日までの冷たい雨を忘れさせる、春のような朝だった。
それにしても、まだまだ東京は古い景色が残っている。ここのお客さんへと何度か足を運べるようになるとありがたいと思うのであった。
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