第6回 根利森林鉄道まつり報告
朝から展示の準備か進む。これは、木曽森林鉄道のB型客車を解体した部材。柱が腐っているのが分かる。
開会前の午前10時前から少しずつ来場者が増え、早い時間からB型客車の解説に会員は忙しい。
盗難防止で、普段は仕舞われているボールドウィンの「54511」のプレートも、まつりということで取り付けられた。
10時半頃に、沼田駅から走らせた無料送迎バスが到着する頃には来場者は30名を越えていた。
生憎の雨。開会式は屋内で行われた。林業機械化センターの所長を初め、数人の来賓も参列した。
式典後は、高校一年生からの軽便鉄道研究レポート「横田基地に鉄道は眠る」の発表。実際のレポートは中学時代のもの。ナロー好きの大人たちが、中学生の製作したビデオをにこやかに見守っていた。
発表の後は、いよいよ。本日のメインイベントといって良いホイットカム製ガソリン機関車の運転。天候のせいか、エンジンが不機嫌。いつもより大き目の音でのデモ走行。仮設の線路上を二往復すると、ハンドブレーキも壊れてしまった。
ナローマニアが見学する中でのホイットカムのデモ運転。見ている方も楽しいが、一番楽しいのは乗っている会員三人だっただろう。勿論、マニアな会長は、自らブレーキマンをかってでた。
こちらは、会で製作したグッズの販売。なかなかの売れ行き。利益は会費となり、車両たちの修復、保存活動の資金。
ボランティア、手弁当での活動に協力ありがとうございました。
ボールドウィンも煙を上げた。タネは、火室内の発炎筒。初めは煙突から景気良く噴出していたが、そのうちに各部の隙間からも漏れ出した。しかし、煙の中の森林鉄道の車両たちも良いものである。
とりあえず、キャブレターを分解して原因を調べ、折角来てくれた来場者へ、エンジンの試運転の音を鳴らしてあげる。スロットルの調整が、開か、閉になってしまった。
諦めて運材台車を押して仕舞うが、これも一つのイベント。なかなか、ナローの車両を押すこともないから。
ホイットカムはブレーキが壊れて効いた状態になってしまったのか動かない。ここでまた「ホイットカムが走るぞ」と大声を出した後、エンジン始動して、私が運転で運材台車へ連結。ブレーキがなく、高回転で回りっぱなしのエンジン。それをクラッチだけで走らせる。なかなかの快感であった。
最後のお客さんへのイベントは、B型客車の移動。1m程ではあったが、楽しいイベントであった。
そして、残ったのは私達、会員のための一大イベント、線路の片付けである。雨の中、そして昨日もなれない作業をして筋肉痛の会員ばかり。それでも、楽しい撤収作業だった。
来場者がいなくなったあとに、各自の車が。展示物などの撤収である。
そして、B型客車にブルーシートを掛けて、イベントも終了。冬ごもりである。これからの冬の時期は、雪の降らない平野部でのミーティング活動となる。
帰りの根利宿。随分と古い建物が減ったが、まだまだ宿場の風情は残る。私の大好きなところでもある。
根利道で黒保根村に下ると、随分と霧が深いところもあったが、それも含めて楽しい一日であった。
悪天候にも関わらず、60名近くが集まってくれた。流石に午後になると人は減ったが、そこにはナローに関しては濃い人間が残り、寒さを感じない程の熱さで語っていた。
天候が悪くて、イベントも思い通りに行かなかったですが、お集まりいただいてありがとうございました。いつまでも、長く、永く続けていきます。今後も「よみがえれボールドウィン実行委員会」を宜しくお願い致します。
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コメント
行けませんでしたが、
皆さん、大変おつかれさまでした
投稿: tsukio | 2013年10月30日 (水) 05時19分
雨でしたからね。
でも、ずっと続く活動ですから、またの機会に!!
投稿: あつし | 2013年10月30日 (水) 07時30分