久しぶりに町内の餅つき
朝、9時前ぐらいから町内の人が集まりだす。空は青空で、昨日も温かかったが、今日もそう寒くはなさそうである。
火をつけて、15分、20分で、蒸かしから蒸気が噴出す。
いよいよ餅つきの始まりである。今年も15臼ほどつかなければならない。
メインは私を含めて三人ほど。臼は二つあるから、蒸し上がった米を入れると、三人で順番にこねていく。
10時を過ぎた頃、けんちん汁が振舞われる。既に日本酒は一合ほど入り、五、六臼はついただろうか。
その頃になると、町内の子供たち、老人が集まってきて、子供たちにも少し餅つきをさせてあげる。
のどかな好天となった公民館で、みんなに餅を振舞う。
つき手が疲れてくる頃、ひと臼分に七味と醤油を掛けて、そのまま食べる。これが美味いのである。酒のあてにもなる。毎年のことではあるが、初めての人もいるようで、「お代わり」、「なんだいもう終わりかい」と言う声も出る。
半日、餅をつき続けるのだから、適当に交替して休み休みである。そうしないと、最後まで持たない。
昼頃になると、招かれた老人、子供はいなくなり、片付けも始まるが、餅つきはまだ終わらない。
もう、最後になれば、つき手だって飽きてくる。そなん中、気力を振り絞ってつく。
ああ、気持ちの良い日曜であった。餅つきが終わり、午後一時頃になると、少し冷たい風が出てきたが、震えるような寒さは感じなかった。意外と温かかったのかとも思うが、体の中が温かくなっていたのもあるであろう。
餅つきの合間に、日本酒を二合ほど飲み、けんちん汁と、七味を掛けたオコワを一握りほど食べただけであるが、片付けが終わり、公民館に入ると、ビールを二杯飲むのが精一杯だった。
まあ、明日の仕事のこともあることだし、全てを全力でやってしまったら持たない。中学、高校の頃、「あっちゃんダメダな~」と小言を聞きながら、一年に一度の餅つきをしたが、経験というものは素晴らしいものだと思う。
ちょっと力がついた中学生、高校生に、つかせてあげられれば、もう少し餅つきの後継者も生まれるかもしれないなどと思うのであった。
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