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2012年4月25日 (水)

寄り道の旅 前橋から滋賀へ

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毎年恒例の、滋賀県朽木でのワーゲン仲間のバーベキューへ行って来た。今宵は、パート1、往路である。

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'69 VW Beetle に乗って群馬県前橋市の自宅を出たのは午前1時過ぎ。下道を走り、明るくなってきた頃、木曽福島の町へと迂回する。

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いつもの上松のセブンイレブンに寄り、しばらく走り、再び右へと折れる。

「この辺には、二つぐらいオメガ・ループがあったんだよね。」と坂を下ると怪しい感じ。

「お母さん、柵でも何でもレールを見たら教えてね。」と言ったとたんにレールの柵が。

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「ここは怪しい。森林鉄道跡ではないか」と走らせて行った所は、野尻の貯木場。

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そして、そこから更に川側に下る道を行ってみる。

「お~、緩やかなカーブ、緩やかな勾配。これは、完全に軌道跡だ!!」というのが、我が夫婦の会話。

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それはオメガ・ループであったが、川に近付いたところで道は途切れてしまった。しかし、車を置いて歩いた砂利の空き地は、とてもしっかりして、軌道跡の路盤であると確信する。

そして、その先には、小さな鉄橋が残っていた。

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木曽路、中山道である、国道19号に戻り道の駅に寄ると、間もなくワーゲン・バスが現れた。

イベントで良く会う、馴染みのワーゲンだった。話をすれば、土日でマキノのサニービーチで、ワーゲンのキャンプ・モビール・クラブのイベントがあり、そこに参加するのだという。

携帯電話の番号を交換して別れる。

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妻籠宿方面に少し寄り道をしたものの、大そうなものはなく、今度は、付知を目指す。

下付知駅は解体撤去され、ただの広場になっていた。バスが入ってきて停まるから駅かとは想像できるが、それが無ければ、意味不明の広場である。

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15年ほど前に来たときに、既に線路はホームの高さまで埋められていたが、駅舎がなくなると、ホームのコンクリート部分のみが、駅であったことを教えてくれる程度である。

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付知には森林鉄道があり、その頃は、下付知の駅から、北恵那鉄道も木材を運んでいた。貯木場は今も現役で、その山側、ぐるりと囲むような道が森林鉄道跡であった。

元は森林鉄道であったところの道路を走り国道へと戻り、山を越えて美濃加茂を目指す。

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途中で、古くて立派な製材所を発見し寄り道をすると、旧道に古い洒落た橋が架かっていた。

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更にその先で、川の向こうに古い製材所を見つけ、寄り道をする。

そこは、とても歴史を感じさせる町だった。山の中の立派な町だった。地図で見ると「越原」とあった。

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山を越えて下り、国道と合流すると、「この辺に酒造があったはずだ」と、iPhoneでチェックして、ちょっと寄ってみる。

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国道41号のバイパスで下り、出たところは、いつものガストの交差点。

随分と寄り道はしているが、夜明けと共にであるから、まだたっぷりと時間はある。昼を過ぎていたが、昼食抜きで昼飯(ひるい)線を目指す。

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西濃鉄道の市橋線は現役で、列車の光景も見ていたが、昼飯線は既に廃止になっているもののトラックの往来が激しく、なかなか寄れなかった。

今回は土曜日ということもあっただろう。比較的トラックも少なく、ビートルを置いてうろろと歩き、終点であった貨物駅の昼飯駅の先まで行ってきた。

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現役工場も多いが、線路沿いは古くて、止めてしまったような工場も少なくない。そんなところへ行けないかと道を探して、うろうろとした。

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とおに昼は過ぎてしまったが、朝食が10時頃であったこともあり、コンビニでパンを買うと、えりこさんと運転を交代して、じゃんじゃん走る。宿泊は守山である。前夜一睡もしていないので、助手席でうとうとして気が付くと、国道8号の五箇荘の手前だった。

「お母さん、ちょっと寄り道して。その橋を渡ったら、すぐの交差点を左折して。」

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行った所は近江鉄道の引込線。五箇荘駅から愛知川まで、往時は川砂利を採取していたらしい。それが、今も現役で残っているのである。川原までは続いていないのだが、今もここから線路用の砂利を運ぶらしい。

廃線の様に見えるが、途中の踏切には「踏切 一旦停止」の真新しい看板が付いていた。

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その引込線を終点から辿り、五箇荘駅へ付くと、ちょうどコカ・コーラの電車がやって来た。

そして、日も陰り、ちょうど写真を撮るのは大変な時間帯になっていた。

来る時に国道が混んでいたので旧道をしばらく走り合流すると、国道の流れもスムース。午後6時、まるちゃんの時間にはホテルへと着いていた。

朝から、長い一日だった。そして、沢山の寄り道を楽しんだ。今更だが、一日は本当に長く、使い方によっては、とても充実したものになることに気が付いた。

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