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2012年4月28日 (土)

寄り道の旅 滋賀から前橋へ

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滋賀県朽木市場でのワーゲン仲間のバーベキュー。今年は終わったあと、近江今津に宿泊した。

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朝食をすまして、散策に出ると、近江今津駅にEF81の臨時の貨物列車が停車していた。やはり、国鉄時代の機関車は良い。

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停車しているEF81を気にしながら線路沿いを歩くと、ワーゲンの写真が目に飛び込んできた。イエローのスプリット。すぐにアメリカのリサさんが乗っていた「'53 Rainbow」を思い浮かべた。

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線路から離れて古い路地を歩き、昔の街道へと向かうと、立派な蔵が現れた。

Img_0553_oumi_imazu 古い街道を歩いて行くと雨が強くなってきて、慌てて傘をさす。

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しかし、私は、こんな町を歩くのが好きである。雨が降っていても関係ない。

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もっとのんびりと歩いていたいが、群馬まで約450kmの道のりを帰らなければいけない。江若鉄道の元駅舎を眺めてからホテルへ戻る。

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ホテルでビートルに乗り込むと、琵琶湖畔へと向かい、湖沿いの街道を走る。すると、派手なビートルが目に入った。廃車のビートルが「珈琲・カレー」の店の看板になっていた。辺りには桜の花びらが広がり、雨の中に美しいコントラストも作っていた。

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琵琶湖畔を北上し、303号で木ノ本の街を抜け、303号で金居原を目指した。そこは銅山の町と滋賀県のワーゲン仲間から聞いたからだ。

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町の入口に観光案内の地図があり、そこに「戸倉鉱山」の文字を見て、旧道へと入るが、鉱山がないまま町は終わってしまいそになる。そこで、たまたま路肩に軽トラを止めて仕事をしていた人に声を掛けると、とても親切に道順を教えてくれた。

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旧道から国道へ出て、少し先を右手に下る。丁字路を左に折れるとぬかるんだ未舗装路となる。そして現れたのは古代の遺跡を思わせるコンクリートの遺構だった。

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往時は、この周りにも住宅や、様々な施設があったに違いないが、今は何もない。雨のせいか、道路は小川のように水が流れる。そして人の気配は全く無い。ただ、コンクリートの遺構の大きさから、ここが活気あふれる鉱山の町を作っていたことは、伝わってくるのであった。

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国道に戻り、トンネルをくぐれば、滋賀から岐阜へ、揖斐川沿いに山を下る。その途中には、歴史のありそうなダムが幾つかある。ダムのために付け替えられたのであろう広い道路の両脇には、廃屋となった店などが並ぶ。昭和40年頃、ダムができ、道路が整備され、モータリゼーションと共に、ダムは観光地となっていたのである。

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山を下ってくると、目の前の信号に名鉄の路面電車が現れた。冷静に見ると、それは路面電車風に仕立て上げられたバスだった。しばらくバスの姿を追いながら走る。

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間もなく道路標識に「春日」の文字を見つけると、すぐにそちらにハンドルを切った。

「ここにも鉱山があったらしいんだよ。」

しばらく行くと山となり、道は狭くなり、山の斜面に張り付いたような小さな集落を2つほど抜ける。本道は左ではあるが、道が狭く、左から出てくるバスや車でふさがり、すぐに諦めて、道が違うのを承知で走ると、小さな鉱山施設が現れた。

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春日鉱山の一つである。線路らしい物はなく、いくつものベルトコンベアで構成された施設の向こうは小さな谷になり、怖くなるほどの透明に輝く水が流れていた。

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引き返して、改めて本道で、更に山に入って行くと、間もなく2つ目の鉱山跡が現れた。ビートルを止めて歩き出すと、川原には煉瓦の煙突も立っていた。

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道路沿いの鉱山施設はホッパーであり、上を見上げると、山の中に入っていたのであろう線路が見える。ただ、その先は立ち入り禁止であり、このホッパーの上にも簡単には上がれそうも無い。

何か無いかと道路から眺めると、ホッパーの一部分に大量のレールが使われていた。

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線路が続いていたであろう先を覗き込むと、奥には鉱山施設らしい建物の一部が覗いていた。ただ、これから更に奥に行く勇気と、時間はなくなっていた。

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本当は、この日も西濃鉄道の昼飯線に行きたかったが、ビデオのメモリも終わり、時間も遅いこともあり、横目に見ながら国道21号へと出たのであった。

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坂祝の先、パジェロの工場のところで午後5時になる。美濃加茂を抜け、バイパスを走り御嵩に入ると、すぐに平井酒造場だった。

「お母さん、そこでビートルを止めて。久しぶりにお酒を買っていこう」

ここを通るたびに寄ってお酒を買って行く。私はここの「神代の味」が大好きなのだ。

店に入ると「いつもブログを見てますよ」と若旦那が現れた。そして、向かいの藁葺き屋根で奥さんが喫茶店を始めたことも教えてくれた。

木曽路へ入ると空は赤く色付き、いつものようにトラックたちとのドライブを楽しんで行くのだった。

ずい分と寄り道をしてしまった旅ではあったが、深夜0時過ぎに前橋の自宅へと帰り着いた。

土曜日、そして月曜日と、密度の高い充実したツーリングであった。高速道路を使うのが常識となっている現代であるが、お金を使わずに時間を使う下道の旅は、とても優雅で、得る物が多いのであった。

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