2月17日、ローカルな飲み会
そのために、午後を休みとしたが、仕事から解放され、私にとってはとてもありがたい助け舟となった。
東上野のKENTという喫茶店で、お昼を食べて、三ノ輪まで歩く。途中、見え隠れする東京スカイツリーを眺めながら。
三ノ輪の商店街を歩くと、思った以上に疲れてしまったため、西浅草まで電車で戻り、「純喫茶みち」で、時間調整をし、浅草橋、鳥越の鈴木酒場へ。
集まった7名は、共通するのは、信沢あつしを知っているということだろうか。そして、鉄道とクルマ趣味があるということ。
しかし、それが皆、とても深い趣味なのである。台湾の鉄道趣味で台湾では本も出すほどの有名人。某鉄道会社で車両整備をするポルシェオーナー。西武鉄道で育ち、クルマはバス、トラックまでが趣味の人。変なクルマ雑誌を編集する私の長男。空冷ワーゲン歴25年以上になる主婦、えりこさん。彼女は、意外とトロッコも見て知っている。毛筆を得意とする和物デザイナーは、その昔、かなりローカルな鉄道を貧乏旅行した。そして、私は普通のワーゲンオーナーで、普通のローカル鉄道趣味人。
とにかく、一つのネタが出ると、誰かがとてもディープな部分を話し出す。お互いが尊敬しあえるほど、それぞれの造詣が深い。気が付けば4時間以上が経過していた。
長く生きていると楽しい物である。とにかく素敵な人と知り合える。この晩の人たちは、みな良い人だった。初対面もいるはずなのに、話はいきなりディープな所から始まった。
午後10時過ぎに鈴木酒場を出ると、雪がちらついた。浅草方面と、上野方面と別れ、私たち夫婦は最終の新幹線に乗り込んだ。その頃、上野駅では雪が降っていたそうだ。
高崎駅で前橋行きに乗り換え、前橋駅のマクドナルドによる。話に夢中で、あまり飲み食いをしなかったからである。
駅を出ると、道は乾き、こちらで雪や雨が降った気配はなかった。しかし、中央小の脇に行った時である。2粒ほどの雪が顔に当たった。
「雪が飛んできたね」
と言い5mほど進んだ時であった。正面から吹雪のように雪が飛んできたのである。飛んできたのではない、風と共に雪が降って来たのだった。
北風に乗った雪は、南北の通りを吹き抜け、東西の通りをどんどん白くしていた。
自宅が近付くと、道路に積もった雪ですべり、歩くのも大変なほどになっていた。玄関に着くと、二人とも、服もカバンも、頭も真っ白になっていた。面白いほどの雪だった。
もう0時を回ってはいたが、今年も2月17日、長男の誕生日は、大変な雪となったのである。夜の飲み会の楽しい余韻も手伝って、、ある面、痛快な雪となったのだった。
それにしても、人生は楽しい。
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コメント
こんばんは。
いやはや、楽しい飲み会でした。
「超」?趣味人の皆さんの集まりで、
私などただの会社員ですからね。
信沢さん、ご自分を《私は普通のワーゲンオーナーで、普通のローカル鉄道趣味人。》と??
いえいえ「かなり」ディープな趣味人ですよ。
私はたまたま、家族や親戚が、そういう趣味人の興味の惹かれるところに勤めていただけで。
まあ、そういう地域だったということだけです。
投稿: きく | 2012年2月20日 (月) 22時00分
きくさま、いらっしゃい。
きっと、長く生きていると、人それぞれに、ディープな世界を持ってしまうということでしょう。
きくさんの場合は、恵まれていて、そんなディープな世界で働いていることが、こちらから見ると素晴らしかった。
誰よりも、ディープでした。
ご参加、ありがとうございました。
また、機会ありましたら、一緒に飲んでください。
投稿: あつし | 2012年2月20日 (月) 23時35分