足尾駅まつり ガソリンカー復活!!
今回は、その昔、ガソリンカー(坑外軌道)が走っていたところに、線路を仮設しての復活運転。
トンボが止まったり、蔓が巻いている柵は、足尾鉱山の坑内軌道や、坑外軌道で使われた古レール。
ここには古い製材所があり、小さな木造ホッパーがあったが、3、4年前に取り壊された。
坑道内やその周囲に沢山の坑内軌道が伸び、この坑外軌道は、本山坑、通洞坑、小滝坑を結んでいた。
足尾駅前、足尾駅祭りの会場に到着。ガソリンカーは、駅構内の三養会の敷地内に線路を仮設していた。
線路が仮設された辺りに実際に坑外軌道はあり、その駅側は、いくつもの側線があり、それぞれに貨物ホームがあり、貨物の上屋が建っていた。
早速、「テイジ」と呼ばれた坑外軌道の乗客となる。バック運転の正面には、渡良瀬の集落があり、窓の脇には両毛通運の詰所。
平らなところで乗り降りする感じが嬉しい。当時もホームなどはなかったかもしれない。
その昔、昭和50年頃に足尾に来た頃の光景を思い出し、復活したガソリンカーの走る光景と重ね合わせてみる。
ガソリンカーは復活したものの、足尾の駅構内は、何もなくなってしましった。
模擬店でラーメンを頼むと、見た顔がやって来て挨拶をしてくれた。以前、寄ったことのある電気屋さんのならぶさんだった。
ラーメン屋の「ふくしま」は、暖簾は出ていなかったが、電気が点いていたので顔を出すと、おばさんが具合を悪くして、春から閉めているとのことだった。ジュースを戴いて、しばらく、おじさんと、おばさんと話をする。
私が初めて足尾に来たのは、昭和50年。閉山から2年ほど経った頃だった。おじさんも「足尾も、空き家と、空き地だけになった」と言っていたが、緑は増えるのと反対に、昔の光景はなくなりつつある。
でも、あれから35年ほど経つのだから、変わっていくのは仕方がないことかもしれない。だから、時折足尾に行って、足尾の人と話をするのがいいのだと思う。
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