赤城を越えて、根利の奥地へ。
7月29日は、新潟、福島で豪雨となった。関東の平野部は、30日の深夜から、雷雨。
朝、前橋の自宅を出て、赤城山を登りはじめれば、小雨が降り、霧が深くなっていく。
赤城を登りきれば、霧の中。ところが、そこを越えると、天気は回復しだした。
雨は、新潟、福島から南下して来ているようだったが、それを追い越したのだろうか。赤城北面を下り始めると、道路も乾いた所が目に付く。
これから、根利にあった森林軌道の調査で山に入るのだが、天気はどうなのだろうか。
根利に到着すると、霧雨。そんな中、他の会員がやって来るのを待つ。
雨は、大したことは無いという判断で、軽トラを5台連ねて山に入る。
林道で目的地まで行き、そこから沢に降り、軌道跡を下る予定であったが、林道は間伐作業で通行できず。
「この辺りだろ」と地元の人が、道のないところを降りていく。
笹をつかみながら降りていくと、ちょうど森林軌道の橋台跡へ。そして、対岸では橋台のもう一方が、美しい姿を見せていた。
切り立ったカーブした道。これが往時の森林軌道のオメガ・ループの跡である。
確か「ミズナラ」といっていたと思う、赤松の森の中に、ひときわ大きい木が残っていた。
オメガ・ループが幾重にも重なり、九十九折に山を登る森林軌道。
今回の軌道調査は、ここまで。山の中を1時間40分ほど歩き、沢から道へ上がれば、きゅうりの漬物が、掴めないほど指が震えた。
解散のあと、ちょっと日影南郷へと延びていた軌道跡を見ていく。
素掘りのトンネルを抜けた線路は、道路の辺りか、その北側に延びていたはずである。
根利を後にして、赤城北面を登る。頂上付近では、やはり雨で路面が濡れだした。何時の間にかバイクの集団に追いつく。
スリック・タイヤでも履いているのだろうか。
南面は、やはり霧が出たりしたが、鳥居まで降りてくると、雨はなくなっていた。
そして、クラッチを踏む左足も、アクセルを踏む右足も。そして、ハンドルを握る腕や肩が、痛いほど疲れていることに気が付く。
しかし、根利での森林軌道跡調査は、意外なほど楽しく歩くことが出来、良い日曜日となった。
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コメント
今年の林鉄祭?での調査成果発表、楽しみにしてます。
投稿: J54A | 2011年8月 1日 (月) 05時37分
> 今年の林鉄祭?での調査成果発表、楽しみにしてます。
お~っ、良くご存知で…。
というか、今年はおまつりないんですけど。
今年の調査は、極秘のまま進めさせていただきます!?(笑
投稿: あつし | 2011年8月 1日 (月) 22時11分