Sun set TOKYO SKY TREE. 押上からの帰り道
日が伸びたと思うが、雷雨があり、午後6時というのに薄暗くなっていた。
それでも、デジカメで ISO 100 で十分撮れるからと歩いて帰ることとする。
何度か歩いている道だが、時刻も違えば、季節も、そして東京スカイツリーの高さも違うから、新鮮な気持ちで歩いていける。
高さが違えば、見える角度も違い、今まで見ていなかった光景となる。
「こんなはずではなかった」と思うときもあるが、「こんな風に見えるんだ」と感心することもある。
浅草通りから延びる路地で工事をしていたが、「ここはもしかして以前良く来た喫茶店ではないか?」。
その路地を抜けて浅草通りに出ると、素直に業平橋を渡り、そこから小梅橋方向へと路地を入る。
大通りを避けるように、狭い路地、下町を縫うように歩いていく。
源森橋まで来ると随分と暗くなっていた。天気のせいもあるが、携帯で東京スカイツリーを撮っている人がひとりいるだけだった。
磨棒鋼屋のある、ビスタの前の細い路地に入る。路地と寺、電線が、なかなか美しい。
少し歩いては振り返り、東京スカイツリーを確認し、時には写真を撮り、また写真を撮るために少し歩く。
震災の影響で電灯の明かりが少なくなった東京は、ちょっと下町ムードを演出しているかのようにも思える。
そんな路地で、ぽつりと明かりが。小さな居酒屋さんが店を開けていた。
スカイツリーに向かう通りは良く見えるが、その道から出てしまえば、今度は建物の隙間から、時折見える程度である。
しかし、私は、そんな「隙間東京スカイツリー」も好きなのである。
「あっ、こんなところから東京スカイツリーが見えた!」というのが。
いつものことで、細い道をくねくねと、そして振り返りながらの帰路であるから、吾妻橋へ着く頃には、すっかりと暗くなっていた。
「雨だから」とすぐに地下鉄に乗ってしまっていたら「今頃は飲んでいる」とも思うが、歩き出してしまえば、それは楽しいのである。
| 固定リンク
「東京スカイツリー」カテゴリの記事
- 2018年9月16日 '69VWで西浅草へ…というか(2018.09.24)
- 2018年1月23日、雪が積もった西浅草(2018.02.10)
- 2018年1月22日は雪でした。(2018.02.04)
- TOKYO Sky Tree from down town. 吉原をひと回り。(2017.12.10)
- 昭和のオープンカーで西浅草往復に挑戦!!(2017.10.10)
「なりおし 業平・押上」カテゴリの記事
- 2018年9月16日 '69VWで西浅草へ…というか(2018.09.24)
- Tokyo Sky Tree, ASAKUSA and 浅草から幸手、前橋(2017.12.29)
- 昭和のオープンカーで西浅草往復に挑戦!!(2017.10.10)
- 九谷焼の裸婦が気になって(2014.09.27)
- 6,818円のデジカメで東京スカイツリーを撮る!!(2013.12.21)
コメント