2011年、今年も田浦へ
このトロッコの線路である。狭い路地に線路だけが残っている。15~20mほどだろうか。
それでも、私はここに「軽便鉄道」をイメージしていた。無意識に。それほど味わいのある線路なのである。
線路までの行き来で写真を撮り、トロッコの線路で30分以上を費やしてしまった。
駅に戻ってくると、12時を回っており、ちょっと寄り道のつもりが、コロッケ定食も食べてしまった。
JRの田浦とは違い、こちらには古いが立派な商店街があった。そんな街中を歩き、目的のクレーンへと向かう。
ここが目的のガントリー・クレーン。線路が想像以上に、いやいや、それ以上に残っており、驚くこととなる。
ポイントも残り、舗装された道路の下に、今でも機回し線が残っているようである。
そして、線路は途切れる。しかし、この先にも伸びていたはずだと、まだ先へ行く。
そして、再び線路と出会うこととなった。驚くことに、クレーンからやって来たレールと、直角に平面クロスの線路である。
ここでも随分と時間を費やした。時折、小雨が降る天気だが、運良く降られていない。歩いて、JRの田浦へと向かった。
そして、いつもの所に来て、レールとレールの間に不自然に短いレールが埋まっているのに気付く。そしてカーブの外側には短いが真っ直ぐに行くレールが見え、それはアスファルトに埋まっているようだ。今は撤去されているが、別のところに伸びていたのであろう。
そして海の方へ行き、新たな線路を発見する…私にとってだが。その線路をたどって行ったところで雨が降り出してしまった。
走って戻り、雨宿りである。今までの感じだと、そう長くは降らない。
しかし、少しずつ暗くなり、そう簡単にはあがらなそうである。折畳み傘を出し、傘をさして歩くことに。
トンネルの近くまで行き、サボテンのところまで戻り、木陰で雨宿りをし一服すると、雨は上がっていた。
もう5時近い。駅前の「鈴木屋」さんで飲んで帰ろうと思っていたが、閉まっているようなので、反対側の「夜城」に入る。
怪しい感じの店ではあるが、中に入れば、なかなか良い店だった。常連さんが独り居て、しばらくするとカップル(?)の常連がやって来て、一緒に楽しく飲ませていただいた。
そして、そこで「ここんちのトイレは防空壕なんだよ」という話を聞く。物置や、トイレの部分は防空壕を利用しているようだ。
しかし、長い一日だった。ビールを二本飲んで西浅草に戻ると、酔っ払っているのに気が付いた。
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