関東も雪だが、寒さを感じない日になった。
工場の中から、1m程だが線路が出てきているというのだ。雪、そして工場は休み。それでも、鉄仲間3人で、意外と楽しんでしまった。
「もしかすると、旧中山道かも知れないね」という話の通り、新しい住宅が多いものの、歴史を感じさせる家も残る。
畑の片隅の梅だろうか、雪の寒い中、つぼみが膨らんでいた。なんだか、どんどん春めいている。
ちょっと古臭い感じの店だが、意外なほどに出入りがあり、普段は出前も多いという。そんな光景を見て、「ここは美味いだろう」と寄り、常連になったらしい。
私は、おやじさんがお勧めしてくれた「けんちんそば」にした。地元の常連は、「そんなメニューどこに書いてあるの?」とメニューを端から追っていた。
三人ともカメラを持ってやって来たので、おばちゃんが「私も写真を撮るんだよ」となり、そして「これは捨てるんだけどね」と、袋からカメラを取り出した。
そばを食べてから見せてもらうと、まだまだ使えそうな一眼レフだった。「捨てるんだったら、もらう」と言ったら、袋に入れて渡してくれた。
けんちんそばと、一眼レフ一式で、700円だった!?
大宮で高崎行きのグリーン車に乗り、うとうとしながら前橋へと帰る。高崎に着く頃になると、雪も本降りになってきた。
そんな車窓を、115系電車が横切って行く。高崎で「前橋行の115系」に乗り換えるが、反対側のホームにも115系が止まっている。信越線だろうか。
高崎問屋町、井野駅でも115系とすれ違い、新前橋でも側線に115系。
家に帰ると買い物の運転手をし、戻ってきてからカメラ一式を並べてみる。
カメラは、KONICA NEW FTAであった。露出計や電池が心配だったが、動作する。"EE"が働くかはまだ良く解らないが、どうもいけそうな感じである。ケースを一通り掃除して、カメラ、レンズを掃除。しかし、ファインダーは少し曇っている。とりあえず、表からできるだけのことをして、本日は終了。
午前中、ちょっとだけだがトロッコの線路を見て、お昼は渋いそば屋さん。そして、古い一眼レフをもらって、群馬では古い115系電車。
寒い雪の日であったが、まるで寒さを感じない、とても温かかく感じる一日となった。
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