東京スカイツリーを探して都電荒川線まで
西浅草のマンションを出ると、横切る通り毎に、東京スカイツリーを探して、見えれば写真を撮っていく。
かっぱ橋の商店街へ出ると、そのまま上野方向へ向かう。果たして、どこまでスカイツリーが見えるのか、自分の目で確認をしたかったから。
一週間前は、七夕で多くの人が歩いていたが、この日はまばら。その分、車の通りがあるから、それに気を使って写真を撮っていく。
結局、清洲通りまで来ても、スカイツリーは正面にそびえていた。
清洲通りから、昭和通へと、今度は北上する。先に進めば、進むほど、横切る道路と、スカイツリーの方向が、ずれていきスカイツリーも見えなくなっていく。
入谷からは地下鉄日比谷線に乗って三ノ輪か、南千住までいくつもであったが、天気の割には風があり、暑いのは暑いが、それほどでもなく、ついつい歩いてしまう。
入谷が近づけば、もう横切る通りの先には、スカイツリーは見えづらくなっていた。
ところが言問通りとの交差点の歩道橋の下で涼んでいると、東京スカイツリーが覗いている。
「交差点からは、もっと良く見えるに違いない。」
「まだまだ、見える場所があるに違いない」と再び歩き出す。
ところが、この辺りから、再びスカイツリーが見えるようになってきた。スカイツリーが見えてきたので歩道橋に上がる。
明治通りを横切った先を、南千住方向へ右に入れば、そこから右手方向の路地の先に東京スカイツリーがそびえる。
「何を撮っているのかと思えば、スカイツリーですか」と中年夫婦が話しかけてくる。
「いつも来るのだけど、まさかこんなところから見えるとは知らなかった」と奥さんは、スカイツリーへ向かい携帯を掲げていた。
「この道を選択したのは間違っていなかった。」と常磐線に沿って行く。
南千住の駅へ着くと、駅前の先に東京スカイツリーが見えていた。駅前の歩道橋を渡り、貨物ヤードを上から眺め、常磐線の向うへ降りる。
常磐線が土手の上を行くから、スカイツリーは見えないものの、下町風情が良い。三ノ輪橋の駅へ向かい、とても細い路地を抜ける。
「荒川区役所前」の停車場あたりから、東京スカイツリーをバックにした都電を取れるらしいが、三ノ輪橋の駅をうろうろとしていたら、そこからもちょっとだけスカイツリーが覗いて見えた。
そこから、都電に沿って、しばらく歩く。下町風情の中を都電が走り、とてもよいところである。
本当は、もっと歩きたかったが、随分と歩き、お腹も空いていたし、土曜日だから群馬まで帰らなくてはいけない。
荒川区役所前で都電に乗る。そして、電車の最後尾から、しばらくスカイツリーを眺めて帰路についたのであった。
そのうちに、もっと色々なところから見えるようになってしまうであろうスカイツリーだから、今、探して歩くのはとても楽しいことである。
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