前橋に昭和を求めて千代田町を
子供の頃、大きな布団屋があり「裏通りなのに」と思っていたが、「やはりそうだったのか」と思う。
土曜日は病院から帰って来て昼食をし、パソコンに向かいクラブの会報などを作り始めたが、あまりにも暑いので表に出た。
「街中の涼しいところでビールでも飲んで来よう」ということである。とりあえず気になる「才川通り」の方へ向かう。
国道17号の東側をずっと歩くこともないので、そこを歩くことにする。古い商店が残っているが、それの多くは戦後間もない頃に建てられたものだと思う。
久しぶりに歩くと、意外と新鮮に見えるものでもあり、暑さにも気付かずに歩いてしまい、やっと広瀬川のところで気が付き、街へと向かう。
天気が良かったから、「どこか」へ行きたかったが、結局は前橋を歩いている。「どこか」といっても、やはり行きたい目的がないといけない。その点、前橋の街はまだまだ見たいところがある。
ちょっと頭がもうろうとしつつある中、なんとか「青井食堂」へ行く。常連さんが2人いて、その1人と同じ席に座らされる。
「どうせ話をするんでしょ。」ということらしい。
「今日は31度だとか言っていたよ」と店の娘さんが話していたが、そんなことは気にしていなかった。
ビールを飲み終えると、「私が総理大臣になったら、どんな話をするか考えてみた」などということで、盛り上がっていた。
「まずは、エコカー減税をなくします。高速無料化もやめます。その分、公共の交通機関に補助します。自動車の税金も上げて、台数を減らします。…あと、何だっけ?」
「それじゃ野党から、突っ込まれるよ。」
「そうだそうだ。安いものを買うということは、自分たちの労働力が安いということを認めている。商品の価格の人件費部分はとても大きい。だから、安いということは、それだけ労働力を評価されていないということ。そんなことを国民に説きますね。」
「群馬なんか、日本で一番ぐらいの自動車保有だからね。」
「じゃ、群馬県知事になって、『47位を目指します』ってね。」
「とりあえず、前橋市長を目指すので、みなさんよろしく。」
何だか分からないが、地元というのは、良いものである。共通の話題があるのがいい。
暑さで、才川通りは、トマクチを眺めただけ。そして、家に帰ると熱射病のようになっていた。
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