「線路趣味」仲間と
何の仲間かといえば、「線路趣味」の仲間だろうか。現役の鉄道は勿論、廃線や、街角の古い商店のトロッコ、鉱山のトロッコ、森林鉄道、更には製材所のレールや、門扉のレールに反応する仲間である。
みんなと合流後、昼食に出て、帰りに上毛電鉄の車庫に寄り、見学をさせていただいた。線路がいっぱいあるので、皆、水を得た魚である。面白いように点々バラバラになり、写真を撮りまくる。
何だか知らないが、線路に反応してしまう。中心はトロッコ系線路趣味の大先輩yamakinさん。この人と二人で出掛けたことがあるが、二人とも線路探しにキョロキョロしているものだから、信号無視をしそうになったこともある。
この集まりの中心は、GPさん。彼とは先日のこどもの日に、田浦に行ってきた。彼が線路工事をしたいというものだから、集まることとなった。
午前中に線路を延長したらしい。そして、午後は犬釘のスパイクと、線路の砂利をつき固める作業。というか、そういう遊び。
犬釘を打っていたら、以前、敷設した部分の枕木が腐っていることに気が付いた。今度は、枕木を交換する遊びである。大きなハンマーを振ったり、ビーダー(つるはしのようなもの)を振ったりするから、すぐにくたびれ、交代しながら、みんなで楽しむ。
結局、枕木は二本入替え、その部分の犬釘を打ち、砂利をついて線路遊びは終了した。その後は、ご褒美。交代で小さな機関車の運転である。
全てが小さいが、全てが本物である。線路工事も、機関車の運手も、わずかな時間だが、それはそれは楽しいのである。「こんなに楽しいことが、世の中にあったのか」自然とそう感じるほど楽しいのである。
機関車も楽しいが、私はやっぱり線路がイイ。何だか分からないが、線路が好きなのである。昭和30年ぐらいまで、線路、鉄道は様々なところで活用されていた。そんな時代に憧れがあるのかもしれない。
最近、鉄道はなくなっていくのではないかと多々思う。それは、貨物での利用がなくなってしまったから。都市部以外の鉄道は、貨物がなくなったから、生き残るのは難しいと思うのである。
今は、便利な機械が安く利用できる。ただ複雑な機械であり、コンピュータも必須。しかし、昔の機械、線路を利用したものは良かった。単純な構造で、合理的だったと思う。故障も少なく、寿命も長かった。
今は、便利なものがあるとはいえ、そのものを造るまでの労力は昔以上のものがある。そして、寿命は昔のものと比較したら、とても短い。
時代は変わったから、仕方がないが、私は、こんな遊びを通して、線路の持つ意味、価値を体感し、少しでも後世に伝えて行きたいと思うのである。
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