撮り鉄、のぶさん。北陸、能登
その時間帯の上野駅はよく知らなかったら、沢山のカメラマンに驚いた。しかし。この列車が、今や珍しい、鉄道ファンにとっては、イベント列車に近いものも分からなくはない。
恐らく、この晩も、乗客よりも「撮り鉄」と呼ばれる鉄道ファンの方が多かったのではないだろうか。
こんな光景を見ていたからということもある。「北陸」と「能登」が3月のダイヤ改正でなくなるというニュースを見た時も驚いた。
しかし、利用客もいないのに、撮り鉄の人のためだけに列車を走らせても利益があるわけがない。落ち着いて、冷静に考えれば、今まで良く残していたというべきであろう。
上野から北陸まで、そんなに乗る機会はない。私も、北陸への夜行列車に乗ったのは、昭和53年に糸魚川に行きたくて乗ったのと、15年ほど前に、仕事で芦原温泉方面に行ったときだけだ。
このときも、そして最後のときも、この列車に乗ったことのない人が結構いたのではないかと思う。
私は、「撮り鉄」でもないし「乗り鉄」でもないと思う。「乗ってみたい」と思えば、先ず乗る人ではある。しかし、その時には何か目的も探す。必要があれば、鉄道を利用する。鉄道と徒歩で済むのであれば、鉄道を利用する。
目的を持って、目的があって鉄道に乗り、体感することがとても良いことだと思う。
だから、私は、記念列車や、イベント列車にも、ありま興味はない。列車に乗るのが目的なんて、私の中にはありえない。今は…。
新しい列車も興味は湧かない。今でも群馬では115系が走り回っている。それなのに、京浜東北線は、まだ新しい感じのする列車を全て、新型に置き換えてしまった。
まあでも、何でもいいのだけれど。それが現代の鉄道なのだから。そんな時代が懐かしいなどという時が来るに違いない。
地方では、車がないとどうにもならないところが多いと思うから、仕方がないが、我が家の場合は、借地とはいえ、前橋駅も、中央前橋駅も徒歩で10~15分ほど。最近は、休日の移動に車を利用することは殆どなくなった。
不便といっても、会社が中心部から遠ざかり、住宅も安くて広い一戸建てと外へ出て行った結果でもある。街の中心部は、少しずつ変わっていくものとは思うが、車は、「街」というものをなくし、拡散させてしまった。
効率が良いはずはない。車がなくなれば、町が拡散し、核がなくなったツケが、そろそろ出てくるのではないかと思ったりもする。今までは、車で買い物をしていた人も、高齢になり、ある日を境に、カートを押しながら背中を曲げて、買い物に出ることになる。そこに、家族がいればよいのだが、家族を嫌って、郊外の一戸建てに行った人は少なくない。
わかっていなかったのか。そんなことは考えられなかったのか…。
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