氷雨舞う赤城駅
どんよりとした景色の中、ぼんやりと車窓を眺めてるうちに赤城駅に到着した。午後3時56分着だったが、随分と暗くなっていた。
「どこか途中で飲んで帰るかも」とメールを入れていたから、58分発の上電に乗るつもりはなく、のんびりと列車を降り、写真を撮りながらいく。
西桐生行きは間もなく発車していったが、中央前橋行きは、私たちが線路を渡るのを待っているようだった。
写真を撮りながらもたもたと線路を横断するものの、改札の手前で、カメラを構える。
上毛電鉄の電車を見送って、改札を抜けてから「どうしようか」考える。
とりあえず、駅舎を出てみるものの、冷たい雨が降っている。雪になるようなことを天気予報はいっていたが、いま、ここは雨である。
先日行った中華屋で飲もうかとも思っていたが、あまりにも寒い。折りたたみ傘を取り出して歩くのも億劫である。
しばらく濡れない所で写真を撮ると、次の電車で中央前橋まで帰ることを決め、600円の切符を買う。
「やはり膳駅までの切符にした方がよかったか」
下り西桐生行きが先にやって来てホームへ止まると、全てのドアが開き、すぐに乗降客がいないの確認したのだろう、最後尾を除き全て閉じられた。
「西桐生行きに乗りたいんだけれど…」とひとりのおばさんが聞いてきた。
先ほどの光景を見ていたので、
「この電車ですよ。一番後ろのドアが開いてますよ。」と教えてあげる。
東武の東小泉行きが先に発車し、しばらくしてから上電の中央前橋行きがやって来た。もう少しずれていたら、東武の電車とすれ違うところが撮れたのであるが。
寒いホームだったが、やっと暖かかくなる。一番後ろから電車に乗り込むと、カバンを置いて、最後尾でカメラを構える。
いつもの行動である。
おかしな人に見られていることなどは気にしない。雨に濡れた窓越しに写真を撮る。果たしてどちらにピントが合っているのか。それも気にしない。
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