前橋のだるま供養
帰宅して軽く夕飯にすると、かみさんが「明日、だるま供養だから、おとうさん行くんでしょ」と。
すっかり忘れていた。
タモリ倶楽部でスカイツリーの見えるマンションをやるからと、テレビを見ていたら、すっかり遅い時間になってしまった。
だるま供養は朝が早いのである。いや、以前は早かった。まだ空気が冷たい時間に始まり、一連の儀式が終わると、初市の準備へと入っていくような記憶がある。
ネットで始まる時間を調べると「10時から11時半」とある。夜更かしをした私も、なんとか時間前に八幡様に到着した。時間が遅いこと、好天でポカポカと暖かくなってきたこと。そして子供たちも休みということで、多くの人が集まっていた。
山にしただるまに火が放たれ、炎が上がる。毎日乾燥していることもあるだろう、だるまはどんどん燃え上がる。灰が舞い飛び、陽炎がたつ。見物客の顔も見る見る赤らいでいく。
この町中の八幡様で豪快に火が上がるのであるから、ちょっと血圧も上がるほど気分が良い。素晴らしいまつりである。
いやいや、まつりというものは、こうでなくてはいけない。
それでも今は、ダイオキシン規制法が出来た頃からであろう、燃やすだるまの山は小振りになった。私が高校生の頃は、4、5mの高さまでだるまが積まれていた。
あの頃のだるま供養は、ちょっと恐ろしくなるほど大きく燃え上がった。その昔は炎が八幡様の境内のイチョウに燃え移り大騒ぎになったらしい。
「今は何でも、安全、安全だけど、本当はそんなことが起こるぐらいでいいんだよ。」
などとも言っていた。
だるまが燃え尽きようとしている頃、八幡様の境内を行列が出発していく。
前橋の本町通りの仮宮までの行列である。
見物客は八幡様の前に初詣の行列を作り、そして済んだ人々が仮宮までの行列について街へと向かっていく。
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