線路を辿って関東平野を行く
仕方なしに、踏切を渡って右の方へ行く。カーブに合わせて、クランク状に歩いていく。熊谷辺りは関東平野のど真ん中。田園風景が広がり、所々に古い農家も残る。
奈良堰用水を渡り、畦道のような細い道を行き線路を目指す。線路脇の木に沢山の鳥が実のようにとまっているのに目が行った。写真を撮ろうとすると、それだけで殆どがフワっと飛び立って、近くのどこかへ。
そして視線を下げると黄色いかわいい花が。「菜の花」だった。12月だというのに。
線路に突き当たると道は右に直角に曲がる。右手の畑の葉を落とした木が良い感じで立ち止まる。すると、今度はねぎが目に入ってきた。「深谷ねぎ」だろうか。
出来るだけ線路の近くを歩こうとしていたら、小道は、そのまま畑になってしまった。仕方なしに畑の端を歩いて、久しぶりに広い通りに出る。
しかし、踏切を渡れば再び畑と線路に挟まれた未舗装路を歩く。
正面にセメント工場が見え目的地はかなり近付いたが、歩いている道路は、しばらく先で左にカーブしている。さて、そこからはどうしよう。
天気も良くて、景色も良いが、もう随分と歩き続けている。しかし、戻るにも遠いし、ただただ前進あるのみである。
線路は、築堤となり少し高いところを走っている。あの工場辺りは小高い山になっているのだろうと思う。
線路の下をくぐって、左に直角に曲がり、また線路の下をくぐると、住宅も増えてきた。もう着いたのも同然だと思うと、急にトイレに行きたくなってきた。しかし、線路伝いに歩いているから、コンビにどころか、商店にもなかなか出会えない。
こいつはやばいぞ。
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