大崎から大井町へ
また、同じようなルートで帰ろうと思い歩き出す。品川へ向かうのだが、山手線の車庫の方へ行ってみた。洗車機から出てきた山手線が走り、その向うには、こげ茶色のゲタ電が見えた。
古い電車も保存しているのだと思ったりしながら、左手に工場を見ながら道なりに歩いて行く。
京浜東北線と東海道線が走るカードの下を抜けて品川方面へと、歩き始める。
線路沿いを歩き始めるが、人の流れは逆である。一人だけ年配女性が品川方向に行くのが見えるが、どうも品川よりも反対に歩いた方が駅が近いらしい。
そこで皆と同じ方向へ戻ってみる。すると、今度は煉瓦の倉庫が目に付いた。新しい工場は多いが、古いものも残っていることに気が付く。
道は工場の周囲をトレースしていて細く、昔のままの感じである。線路に沿って行くと山になっていく。
登り始めるところ辺りからは、線路の向うにも、煉瓦の建物が見える。こちらは、先ほどのものより大きくて立派である。脇には煙突も立ち良い感じである。
ちょっと寂れたような感じもあるが、古い建物が点在し、なかなか楽しい。今まで歩いたことの無い景色の中を行くのは良いものである。
JRの車庫を見下ろす、小高いところを歩くとちよっとだけ夕焼けになっていた。シルエットになった煉瓦の建物と煙突。灰色の雲の向うに色付いた太陽。
家路に急ぎたくなる頃である。線路に沿って歩く人の数が増え、店も点々と現れてきた。
こんな線路沿いのところで軽く飲んでから家路に着くのも悪くは無い。
店が増えてきたと思ったら、商店街のようになり、いつのまにか大井町の駅に着いていた。
毎日同じルートで帰るのは辛いものがあるが、こんな風に毎日ルートを変えるというものは、いいものである。
9月になるとお客さんも増えそうな気配。私の楽しみも広がりそうである。
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