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2009年7月13日 (月)

大きくなっても乗り物好き

P7120001_tanabata 先週の仕事が忙しかったせいか、土曜日の夜はなかなか寝つけず、日曜の朝になって2時間ほど寝ることができた。ところが、根利で機関車修理の日である。遅れる電話を入れて急いで家をでる。

P7120019_mt_akagi 9時を回って、前橋の街中は七夕祭りで進入禁止になっていた。そして、できるだけ早く行くために、赤城山を越えるルートを選んだ。しかし、ガソリンの都合で乗って出たのは1200ccの'65である。果たして登れるのか。

P7120052_air_brake いやはや、きつかった。一度スピードが落ちてしまうと、もう加速ができない。そしてずっと登りが続くために2速と3速を多用してなんとか越えることができた。

赤城に登ると雨が降り出し、行く先々で雨が降ってくる感じ。

P7120061_baldwin それでも着いてしまえば関係ない。雨は降っていたが、ヘルメットを被ると、屋根のないところから、みんなの作業の写真を撮っていた。

それにしても楽しい活動だ。遅れて来たということもあるが、しばらくはボールドウィン製の蒸気機関車を磨かせてもらった。塗装を剥がしたロッドやタイヤが薄っすらと錆びている。錆を落として、油を刷り込んで行く。

P7120221_radiator アメリカのホイットカム社製のガソリン機関車のラジエータは、山田機械という日本製。昔のラジエータというのは良いものです。だめになったら、ダメになったところだけを交換すればよいという、とても経済的、エコロジーなシステム。

P7120277_members 大人たちが、小さな車両たちに群がって遊んでいます。男の子はいくつになっても乗り物が好。

そしてみんな「いつかは線路を敷いて走らせたい。」と夢を見て。

P7120370_whitcomb 昼を過ぎると日も出てきて、前回同様、片付ける頃には、青空も。

ホイットカムは、ラジエータに水を入れると漏ってしまい、気が付けば全てのラジエータコアが取外されていた。

「やり始めると、ついつい、どんどんバラしちゃうんだよね。」

P7120482_baldwin 毎年そうだった。朝のミーティングでは「みなさん、分解し過ぎないようにお願いします。」が常套句。

それでも、一年が終われば、元以上に綺麗になって組まれているのだから、ちょっと分解しすぎるぐらいが良いのである。

ましてや、私たちは趣味でやっているのであるから、出来るだけ本物に近くして行くのが喜びなのだから。

P7120503_kyosan 青い機関車は、協三工業製。ディーゼルだからエンジンは一番簡単なはずだが、欠品も目立つし、ボディの錆びや歪みが目立つのが、ちょっと手を出し辛い理由か。次回は、協三を手入れしてあげるか。

P7120511_my_1965_vw 作業が終わって坂を下ると我が家の'65が待っていてくれる。ここからは、彼とのツーリングである。天気も良くなり、まだ明るいから、快適なツーリングである。

P7120518_neri 根利の酒屋の前に停めて、ジュースを買う。いいところでしょ。ここは。随分変わったとはいえ、まだ根利道の宿場の風情が残っている。

P7120554_kamikuya 快適に川沿いの道を下り、上久屋の発電所の所に止める。ここには工事用の軌道があった。子供の頃、とても立派な建物に鉄道の臭いを感じたりだが、今になると、発電所も良く見えないし、軌道の面影も見当たらない。

P7120588_tanabata 国道17号へ出て帰ってきたが、全く渋滞はなく快適であった。最近は関越のお陰か、交通量が減り、地元で移動する人にとってはありがたい。恐らく、その分、観光客は減っているのだと思うが。

前橋の街へ入ると、七夕まつりの客が目立つようになるが、渋滞はなく、無事帰宅となった。

朝、根利に着いた時は、眠くて、目を閉じたら寝てしまいそうだったのに、林鉄の車両たちに触れていたら、そんなことは忘れてしまった。そのぐらい、楽しくて、魅力的な遊びなのである。

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