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2009年5月 8日 (金)

「鉄」系の写真で。

P5040018_ashio_station 私が会津に行くようになったのは、きっと鉄道があったからだろう。生まれたときからクルマ好きの私だが、のんびりと景色を眺めていく鉄道旅行が好きだった。

P5040043_sanyoukai_home そんな私だから、会津に行けば、ちょいと「鉄」にも立ち寄る。まずは、足尾駅。山は草木か茂り、多くの線路は撤去され、往時の雰囲気は失われつつある。

ところが、足尾駅の貨物側線があった部分、「三養会」という生協の倉庫が並んでいた部分で、工事が始まっていた。

「何ができるのか?」と行ってみると。三養会のホームの石積みがまだ残っているのに気が付いた。足尾が銅山だった頃の、今や残り少ない遺構である。

P5040116_yagansen 足尾から、日光に抜け、鬼怒川が近づいたところで、信号待ちをしていると電車が走ってきた。慌ててリアシートのカメラを取って、写したのがこれ。ビートルのリアクォータウィンドウの中の電車。

P5040208_aizutakada 会津田島のセブンイレブンに寄って、ちょいと近所を散策していたら、向こうの方で踏切が鳴り出した。ちょっと遠いがカメラを構えて待っていると、凸凹の三両編成が通過していった。

「できれば、凸凹編成を撮りたかった。」

そう思ったが、仕方が無い。でも、ここを走る気動車の、寄せ集めのような三両編成は、ローカル線らしくてとてもよろしい。

P5040390_takada_home 会津高田の商店街を抜けると、正面が会津高田駅。一台のクルマが駅に来て、人が降りていったので、間もなく列車が来るのかと私も駅舎に走り、時刻表を見てみたら、全く列車は無かった。

ホームに出て、今は一本しかない線路を撮った。一日何往復も無い。午前11時台だったが、次の列車は午後1時。

P5040398_takada_kamotsuuwaya 駅を出てビートルに戻り始めると、トイレから先ほどの人が出てきたところだった。

一本だけ貨物の側線が残り、屋根つき駐車場として利用されているが、貨物ホームには当時の上屋が残っている。その向かいには、会津高田農協の倉庫もある。

あの頃は、会津盆地の各駅に立派な農協倉庫が建っていた。

P5040402_takada_kamotsu ホームとホームの間。中途半端な位置に伸びる側線。保線用の車両の留置線という意味なのだろうか。鉄道としてのリアリティは無いが、草生して、菜の花がはいている光景は味わいがある。

P5040444_shadome 6月にワーゲンで集まる熱塩駅。ずいぶん前に「日中線記念館」となった。

旅客ホームの先端にコンクリート製の立派な車止めが残る。ここには貨物ホームがあり、上屋があったが、そのホームは崩されて今は面影は無い。

日中線のどこの駅も単純な線路配置だったが、往復することもあり、客車と一緒に繋がれた貨車を、巧いこと工夫して入れ替えをやっていた。

この車止めを見てから、ターンテーブルのところに行って欲しい。ターンテーブルの跡の付近にコンクリートの塊が残っているが、それが車止めであることに気が付くはずだ。

P5040455_botanzakura 観光客が増えてきて、イベントをし始めて、邪魔な木々を切ってしまったようだが、この牡丹桜は残してくれた。日中線が廃止になってから植えられたのかと思うが、あれから25年。立派になって、美しい花をつけている。

P5040460_atsushio_eki 駅名表示板というのだろうか。当時の雰囲気で残っている。こんなものだが、今のJRのホームには、ほとんど残っていないだろう。そうそう、確か「会津加納駅」のものだと思うが、駅近くのお宅にまだ残っている。

P5040480_ekitsumamen_sakura 国鉄の標準的な駅舎と比べると、全く異なる駅舎ではある。アルプスの登山鉄道の駅のような洋風の造りが私は好きだ。ここから米沢に向けての峠となる。ターンテーブルもあったということは、機関車の駐泊所もあったのではないだろうか。ここで峠の補機が繋がって、峠を越える。停車時間が長くなるから、観光地的要素を取り入れたのではなかろうか。実際には、ここが終点のまま終わったのだが。

P5040527_kanou_ekimae 会津加納駅の駅前。駅や駅構内は跡形も無いのだが、立派な倉庫や、商店が残り、駅前の風情は残っている。

P5040536_kanou_tanakaya 駅は町の中心部になったから、駅がなくなっても、駅があるような気配が残っている。特に、ここには加納鉱山があったから、それなりの賑わいがあったのではなかろうか。

最後は線路どころか、ホームも駅舎も、何も残っていないところ。それでも、私には鉄道が感じ取れ、鉄道が見えてくるのだった。

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コメント

桜、まだ咲いていたんですね。
信沢さんのノスタルジックな感性と文に又訪問してみたく成りました。
6月かあ...

投稿: 野宿屋ノブ | 2009年5月10日 (日) 02時14分

何も残ってなくても、鉄道が見えてくる。

・・・つい、レールや何やらに期待してしまっていました。
ハッとさせられました。

投稿: はた | 2009年5月12日 (火) 04時02分

6月7日は、「ひめさゆり祭り」の一環でワーゲンが集まります。
加納鉱山の辺りに、ひめさゆりが咲く時期です。
昨年は、「満開」という感じでした。
田舎の町の、小さなまつりですが、そんなところが、これまた良いです。
もしよろしければ、ますや旅館に一泊して、一杯どうですか?
一泊二食付き7,500円です。

投稿: あつし | 2009年5月12日 (火) 07時12分

あつしさん
ひめさゆり祭りのお誘い頂いてました。
ぎりぎり迄仕事の都合で未定だったのでお返事遅れてしまい失礼致しました。
今回は参加出来なくて残念ですが、又機会が有れば訪れてみたいとおもいます。
様子をまたブログでうかがうのを楽しみにしています。

投稿: 野宿屋ノブ | 2009年6月 4日 (木) 22時41分

お~っ。コメントありがとうございます。
毎年、ひめさゆり祭りにワーゲンで集まっていますヨ。
喜多方市からクレームがつかない限り続けていくつもりです。

古いワーゲンに囲まれて、のどかな熱塩駅で一日を過ごすのは、とても贅沢で、楽しいです。

古い車好きは、鉄系の人もいるので、それもいいんです。

明日は頑張って仕事を終わりにしなければ。

投稿: あつし | 2009年6月 5日 (金) 00時11分

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