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2009年2月12日 (木)

趣味の機関車の人

P1259497_starter 以前も書いたと思うが、私の知人に本物の機関車が趣味の人がいる。私のように、他人の機関車をいじっているのとは違い、自分で古い機関車を買ってきて、そして自力で修理をしている。

P1259500_injector 私の大先輩の年令で、私が生まれた頃と言うか、生まれる前のことと言うか、とにかく当時のことを良く記憶している。

その当時は、ダンプカーも珍しく、土木工事といえば、鉄道、トロッコが使われていた。川砂利の採取もトロッコが主役だったらしい。

P1259508_acdynamo ここに紹介している写真の機関車は昭和25年頃のものらしい。

ところで、そのおじさん。鉄道趣味人とは、ちと異なる。鉄道雑誌を読むわけでもなく、鉄道趣味友達が沢山いるわけではない。

P1259511_engine 私たちから見ると、凄いモノを持っているのだが、それも全て子供の頃の、鉄道やトロッコへの憧れで手にして、実現してきた物なのである。

そこが凄い。今は、雑誌やネットで情報が溢れているが、このおじさんは、そんなモノに頼ることなく、自力で趣味をやって来たのだ。

P1259513_decompression 「信じられへん!」そんな声が聞こえて来そうだ。

私たちは、半端に情報を持ち過ぎているのではないかと思わせる人だ。自分が好きなものがあれば、それを自分で追いかければ、きちんと実現できることを証明している。

雑誌に書かれていることで、頭でっかちになっている人にとっては、このおじさんの、さりげない会話は、頭をトンカチで殴られているぐらい強烈だ。

昨日、地元の鉄道趣味仲間から「回った!」というメールが届いた。写真のエンジンも復活したということだろうか。自分で部品を探し、自分で分解して…エンジンも一人で降ろしたらしい…自分で組み付けて。

そんな、おじさんに私もなりたい。

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