西山名駅から。
上信電鉄の西山名駅を降りて向かったのは、北側の山。ホームのすぐ脇の踏み切りを渡って道なりに行く。道順はネットでチェックをしているが、どうもおかしい。
田んぼを眺めながら行くと、上り坂にはなったのだが、どうもイメージと違う。
坂を上りだして間もなく、左手に私好みの怪しい建物。立ち入り禁止のため、遠巻きに見ただけだが、古そうな機械が雑多に詰め込まれていた。
途中で、行き会ったおばちゃん話を聞いたりしながら歩いていく。私が行きたいのは、亜炭坑。この辺りには、いくつもの亜炭坑があったらしい。
山を登っていくと、間もなく切通になり、下り坂になった。地図や、空中写真で見たのとは、ちょっとイメージが違っていたので、驚いた。
「こっちだ。」と今度は沢に沿う道を登り始める。
小さな沢に沿って古い家々が点在する。長閑で良いところだ。その途中から、上ノ山古墳へ登る。細い階段が随分と続いている。
登りきった先は、遊歩道として続いている。ここから集落を眺めてみるが、亜炭坑らしいものはない。地元の方に聞いてみたが、35年前からこの山で遊んでいるが、そんなところは知らないという。
階段を降り、また沢沿いの道を行く。しばらくすると、鳥居があり、その右手に広場が現れた。この広いところが、そうかも知れないと思いつつも、もう少し行ってみようと。
しばらく行くと民家も無くなり、ただの山道になってしまった。そこで、たまたまやって来た人と話をすると、戦後燃料が無い時代に、すぐそこの駐車場のところの道を、少し入ったところで掘っていたとのこと。近所の人もそこで働いていたと。
「今はもう無いよ。随分前に埋めたから。」
そう言われても、聞いてしまったら、行ってみたいのが心情である。道を引き返し、駐車場に向かう。
そして歩いてはみたものの何の痕跡はなし。「ここは怪しい」と入ってみたが、畑の跡地の様でもあり、もしかするとここなのかもしれないが、その後は別の用途で使われて、跡形も無いのかもしれない。
段々畑のもう一段へ駆け上ってみようと、一歩、二歩と足を出したとき「プチン」という小さい音。そして三歩で、滑り落ちることもなく登ったのだが、歩き出したら、右足に痛みが走り力が入らない。
そして気が付くと、山で日が陰り始めて寒い。これから山を越えて行こうかと考えていたが、素直に来た道を引き返すこととした。
始めは下りで意外と歩けたのだが、小さな峠を登らなければならない。痛みが走ると嫌だから、右足に力が入らない。
そんなことをして、山を下ったのだが、平地に出ると、色々と興味を引くものが現れて、結局は隣の山名駅まで、痛い足をかばいつつ歩いてしまった。
楽しいですね。歩くのは。でも、あまり無理をして、治らなくなると困りますから、本日は大人しく自宅療養となったのでした。
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