新東京タワーの業平橋界隈
少し時間にゆとりがあるので、ついつい降りてしまった。足の向く先は、小梅橋。古い鉄橋だ。その近くに行くと、野岩線の電車だろう、目の前を横切っていく。ステンレスではなく、ペンキを塗った電車が、よい感じだ。
小梅橋の上でも、電車がやって来た。結構本数はあると思うが、歩いていても、全く通り過ぎない時もある。小梅橋を渡って、東武のガード下のところには古い感じのタバコ屋がある。その先には、これまた古い東武鉄道本社がみえる。
これも壊すのかと思うと、胸が苦しい。外観からは分からないが、内部は凄い事になっているらしい。有形文化財にでもならないのだろうか。
業平橋から、浅草までは古い高架で、古い架線柱も立ち並ぶ。もし、東京スカイツリーが出来たら、この高架も、架線柱も新しくなってしまうのではないかと、気が気ではない。
少し前までは、川の線路側のところも歩けたが、今はタワーの工事で進入禁止だ。反対側を歩いて、遠目に工事現場を眺めながら行く。この川沿いのところも古い建物が目立ち、下町風情が漂うが、もう時間の問題であろう。
歩いて押上、京成電鉄の本社前まで来る。手前の白い建造物のところは、生コン発祥の地の碑があり、巨大な生コン会社のコンクリート製の建物があったが、1、2ヶ月前に取り壊された。
連日地響きが仕事先まで伝わって来るほど強固な建物で、解体中の姿はまるで要塞のようだった。
その隣りで東京スカイツリーの工事が続いており、その向こうに東武の本社が見える。
東武鉄道にとっては、2度とないビックチャンスであるとは思うが、果たして業平橋、押上という地は、どのようなことになるのだろうか。
私は、押上の駅前から少し入ったところの昔ながらの喫茶店「しらかば」を覗いてみたが、時間帯が悪いのが、全てのテーブルが埋まっていた。斜向かいは、「酎ハイ150円」の店。勿論、昼だから飲まないし、店も閉まっている。
仕方なくランチは、線路を渡った先のところまで行ったのだった。
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コメント
永井荷風は勝鬨橋の上を走る路面電車を「近代化による景観破壊」と嘆きました。
今なら「何と風情のある」と評されるでしょうか、当時の人間には「路面電車」は近代化により
街の趣が失われたと映ったのです。
今レトロに思われている物や建物も、完成当初は反対運動に遭ったものも多くあります。
未来志向で前向きに考えなければ、街は廃れるだけです。
投稿: 路面電車も当初は近代化の弊害 | 2009年1月21日 (水) 23時31分
永井荷風も、萩原朔太郎もみんな同じ…。
やはり、失われていくから、変わっていくから、
懐かしかったり、昔にあこがれたりするでしょうね。
でも、まだ実用として使えているものを、あえて造りかえる必要もないし。
今の東武鉄道の架線柱なども、随分永く生きながらえているな~と。
古いものがあるから、新しいものが引き立つ。
新しいものがあるから、古いものの良さが分かったりする。
そんな場所になって欲しいですね。
投稿: あつし | 2009年1月22日 (木) 12時19分