レストラン紫苑
しばらくして、その看板が気になって、店を探してみれば、看板の目の前であった。
上を見ればレストランとは気が付くが、営業をしているような気配のない店だったから。
「ランチタイムメニュー」はあるが、基本的には全員「ランチ」か「カレー」。他のものは注文をしてはいけない暗黙のルール。
昔懐かしい風情と味わいの洋食屋さん。しかし、それだけではない。時にバイトもいるが、フロアーを一人で切り盛りしている凄い女性がいるのだ。
だから、みんな「ランチですか」と聞かれると「はい」と答えてしまう。
前掛けのポケットには大量の割り箸が刺さり、手際よく人数分置くと、すぐさまお冷と味噌汁、ライスにおかずが、どんどん並んでしまう。
とにかく、座ってしまえば料理は早くて美味しい。そして混んでいても回転が速い。
「三名様ですか、2分お待ち下さい」と彼女が言えば、間もなくすーっと食べ終わった客が店をでる。まあ、「待っている人がいるから、食べ終わったら、さっさと帰って」と言っているようで、お客さんも、そんな時は長居はしない。
それでも、みんなまたやって来る。それは、早く美味しいものが食べられるだけではないと思う。
フロアーを切り盛りしている女性がとてもよいから。凄いから、だろう。
昼も、夜も混んでいて、詰めさせられたり、夜は断られたり、でも、いいんだな。この店が。
昭和の味わいと、てきぱきとした彼女と。是非、みなさん一度行ってみて下さい。
と、彼女にブログに載せても良いかと言ったら「是非載せてください」とのことでしたので、早めにアップいたしました。
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