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2008年11月30日 (日)

上尾市すずらん通り

Pb298511_ 金曜日の仕事が遅くなり、群馬へ帰るのが嫌になってしましった。それで土曜日の昼間、帰郷。高崎線で途中下車し昼食とすることとした。

Pb298515_ 以前から気になっていた、酒造のようなところへ行ってみたくて上尾駅で下車。向かってみるが新しい住宅が目立ち、食堂らしいものは皆無。

そこで反対側へと歩く。といっても、東口を出た左手辺りだ。駅前を横切ると、あまり広くはない通りがあり、昔の商店街の面影を残していた。

Pb298523__2 「ここなら大衆食堂があるだろう。」と歩き出すが、食堂らしい店はない、というか古い商店もかろうじて残っている程度。

写真屋のビルの角まで行って、踏み切りの方を見ると、以前いた武蔵小山、西小山辺りの佇まい。これは何かありそうだ。

Pb298525_ 一旦、反対側の旧中仙道まで行ってみる。すると、古い商店が残っていた。「スズキ洋品店」と書かれたシャッターが下り、テントの看板も汚れ、今はやっていないようだ。

しかし、この店を見て、

「あっ、ここは商店街だったんだ。」と気付く。

昭和の賑やかな商店街が想像できる。

Pb298545_ ぐるりと回って、踏切の方へ向かう。手前に「うなぎ屋」があり、中で動いているおばちゃんの姿が見える。料金は掲げていないが、この外観で今でもやっているのだから、間違いはないだろう。

中には、2組のお客さんが、私と同じく少し遅いお昼を食べていた。2人組みは「とりあえずビール」といった感じだ。

私も、ビールとうな丼を頼む。出てきたビールが美味い。

今日も1時間は歩いたろう。更に、西浅草から上野までも歩いているし。のども渇いているだろうし、とにかく美味い。

Pb298546__2  ビールを飲んでいる間に、カウンターの向こうで、うな重とうな丼を作っている。おばちゃんがご飯をよそい、タレをかけていくのだが、非常に手際よく、満遍なく、ご飯がタレ色になっていく。

Pb298558__2 うなぎ丼がカウンター越しに出てくる。

「美味い!」

久しぶりではあるが、とにかく美味い。素晴らしい。古臭い昔の商店街で今でも生き残っている証拠であろう。

箸袋を見ると、「上尾市栢座スズラン通り」とあり、それでこの辺りが「スズラン通り」と知る。

Pb298570_ 店を出て中仙道方向を望めば、通りの正面にお寺が見える。

「昔はこの寺への参道として賑わった時代もあったのだろうか」と頭に浮かぶ。

桶川も深谷も寄りたいと考えていたが、冬の日暮れは早く、列車のダイヤが乱れていたこともあり、真っ直ぐに帰郷となった。

高崎駅で乗り換えの電車を待っているうちに、辺りは真っ暗になっていた。

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