あとの半年~寝て暮らす~。
深夜に大津辺りでコンビニに寄り「眠くないか」と訊くと、「高速よりも眠くならない。この方が楽だ」という。そんなわけで、結局一切高速には乗らずに、岡山に到着した。
仕事の都合もあるから、毎年早い時間に出られるとも行かないが、基本的には下道。間に合わなくなったら高速に乗るのが定着した。
そんなわけで、道中混雑する大阪、神戸辺りを迂回する道を見つけた。それは京都から真直ぐに亀岡に抜け、そこから国道372号で姫路を目指すルート。
はじめは、元々あった道を繋いでいって姫路に辿り着ける、といった感じの道だった。ところが年々道が変わり、今では温泉を抜けるところ辺りが狭いだけで、綺麗な国道らしい道になっていった。
とにかく、岡山まで行くので、途中で休憩もしたくない。家族で交代で運転して、交代で眠って、一気に約700kmを走る。でも、毎年走るから、地名も覚える。「丹波」「篠山」というのも親しみのある地名となった。
ある年、「でかんしょ街道」という道が現れた。「でかんしょ節」というのは東京で流行ったらしいが、どうもそれを唄い始めた人が篠山の出であったことから、でかんしょ節と云うのは、篠山の民謡となったとか。
年々、通うにつれて、余裕が出てきて、今年は丹波の酒蔵に寄ってみた。時間があるわけではないので、周りから写真を撮って、日本酒を買う程度のことだったが、周囲を歩けば、懐かしい景色が残る嬉しい一角だった。
酒蔵見学といっても、歴史的な建物やモノを見せる程度で、酒を造るところが見られるような感じでもないが、有名なところほど、そんのようなものだ。酒造りを見せなくても、それ以上に良い物があるということだろうか。
あとの、半年~、寝てく~らす~。
この「半年~、寝てく~らす~。」が、おはらしょうすけの様で、心地良い。「でかんしょ」というのが、いったい何なのだか分からないが、半年頑張れば結構な収入の得られる美味しい仕事だったに違いない。
私にとっては、なんだか、とっても魅力的な唄に聞こえてくるのである。
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