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2008年8月16日 (土)

なくなりました。

P6300060_ 墓参りに行って来た。といっても、我が家は寺の敷地だから、すぐ裏である。

お寺に行って、親戚の墓も見てまわる。「ちゃんと誰かが、お墓参りに来ているかな」と。

P6300062_ 本郷二丁目の客先に行く途中、古いが洒落た建物を見つけた。

6月末のことだった。

P6300063_ 木造ながら洋風の造り、二階が出窓になって外に張り出しているのが良い。良くぞ今まで残っていてくれたと本当に思った。

住人は洒落てはいるが、拘りをもった、頑固者。情報通で、親しくなれば、国内外の最新情報を、面白楽しく話してくれる人。

そんな人を自然と想像していた。

P7230288_ 客先のビルの近くにも古い商店が残っていた。お昼を食べに出るとき、そして戻って来た時に、必ずその家の前を通るようになった。

P8060058_ 8月になり、本郷二丁目の家の近くに行くと、なにやら工事が入っていた。ついに取り壊しか…。岡山行から戻って、東京に来てみると本郷二丁目の家が無くなっていた。

折角、私が見つけた家なのに。勝手に壊されてしまった感じがした。

P8080143_ その日、客先近くの商店は、珍しく表の戸を開け放して、時にはおばあさんが、そして交代をするようにおじいさんが通りを見ながら座っていた。

余程声を掛けたかったのだが、客先でもあり、仕事の時間中は難しい。

今度、機会があったらお話を聞きたいと思ったが、翌々日に客先に行くと、解体が始まっていた。

P8110071_ 翌週月曜日、解体はほぼ終わっていた。解体途中を見ると、中の柱や梁は太いとはいえないが、雨漏りがあったふうもなく、とてもカッチリとしていた。

きっと、壊している人も「もったいない」、「しょうがない」と感じながら作業をしているのだろう。

P8130231__2 客先の近所に「更地」が現れた。こうして写真で見てくれば、どんな建物が建っていたのかは分かるが、実際には「さて、ここには何が、どんな建物があったのだろう」となる。

あまりの景色の変わりように、もう昔の、いや数日前の景色は想像が難しい。

そうして少しずつ昭和の面影は消え去っていく。

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