消え行く下町
初めて東本願寺のところを歩き、ドキっとしたのが、このビル。宮崎アニメの様に、屋上部分は草に覆われ、この朝は、鳩が休んでいた。
出来るだけ、満遍なく路地を歩くように、毎日少しずつルートを変える。
日陰もあるし、細い路地を行くが、その正面に現れた銭湯。下町の風情である。
中国雑技団か!? 毎朝、練習をしている少女たち。眺めている時間はないが、時にかなり空くロバティクな事をしていることもある。
恐らく中国人の少女たちだと思うが、これも下町の風情だろうか。微笑ましい光景ではある。
5月23日の朝、また1件が解体されていた。間口が狭く細長い敷地は、もうどんどん減っていくのだろう。
まあ、古い建物が取り壊されていく光景に、虚しさを感じない人はいないだろうが、それぞれ理由があって、それは仕方がないことだと思う。
ここも間もなく解体されるであろう。東武鉄道本社だ。写真にあるとおり、既に「新東京タワー」の工事は始まっている。
業平橋、押上の景色は一変することとなる。
下町風情を残すこの界隈だが、少しずつ変化している。
懐かしい景色も少なくなってきたが、時にたまたま運良く残された古臭い家並みを発見して、懐かしさを感じる。
全てが変わらず、昔のままだったら、恐らく懐かしさも何もないのではなかろうか。
世の中は変化していくから、懐かしいのであって、変化がなければ、それは「つまらない」と感じる風景となると思う。
今も運良く残る懐かしい光景。それを、「今」出来るだけ味わっておこうと思う。昔からやっているような居酒屋があれば、先ずはそこへ立ち寄り売り上げに貢献したい。古い店が、古い建物が、一つでも長生きできるように。
| 固定リンク
「銭湯」カテゴリの記事
- 2019/10/10 台風19号接近中、前橋祭り中止(2019.10.11)
- 2019/09/25 水曜日に昼休み その3 好天の三河町を行く(2019.09.29)
- 2018年も田浦へ へろへろ旅 その1(2018.05.01)
- 石山商店街から石山寺駅(2017.08.11)
- 九谷焼の裸婦が気になって(2014.09.27)
「西浅草」カテゴリの記事
- 2019年 仕事始めかな。(2019.02.11)
- 昭和が遠くなってきた。2018/11/25~27(2018.12.08)
- 2018年9月16日 '69VWで西浅草へ…というか(2018.09.24)
- 2018年1月23日、雪が積もった西浅草(2018.02.10)
- 2018年1月22日は雪でした。(2018.02.04)
コメント