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2008年4月28日 (月)

旧大竹酒造付近を

P4270051_ 昼過ぎまで寝てしまった私は、家族が食べ残した、太巻きといなり寿司を食べたものの、ものたりない。

そこで、近所をぶらりとしながら、途中で軽く飲み食いと出掛けた。

駅前通と国道50号が交差した先に、数件の古い家があるが、大谷歯科も建物は残るものの、少し先に移動していた。

その路地を下り、馬場川沿いに出ると、おばあさんが川沿いのフェンスに寄りかかり、空を見ていた。

今日は日中は天気が良かったが、西の方から重苦しい灰色がかった雲が漂ってきていた。

「雨が降るかね。降らないよね。」

「今日は降らないんじゃないですか。」

「そうだよね。イチジクの葉が出てきたんだよ。ほら」

イチジクの葉は、数日前に新芽が出たかと思ったら、もうこんなに葉っぱが大きくなったということらしい。耳が遠くて、なかなか会話は成立しないが、雨の降りそうな気配に洗濯物を取り込みに出たが、雨が降るのか、降らないのか、空を眺めていたらしい。

P4270057_しばし、会話にならない話をして、通りに出ると、お寺の入口に「豊川稲荷大祭」の看板が出て、紅白提灯が並んでいた。

P4270071_ 旧大竹酒造の煙突を求めて歩き出す。いくつかの古い路地を覗きながら行くと、路地の隙間から、煙突が見えた。

P4270086_ 綺麗な花が咲いているので、近づいてみると、古い井戸の手こぎのポンプが残っていた。私の近所にも昔は井戸があったのを思い出す。

P4270108_ 大竹酒造を行き過ぎて、また路地に入ると、古いポンプの向こうに、煙突が見えた。

井戸水は、きっと美味しいのであろう。20年ほど前、「前橋の水」というのが売り出されたが、扇状地の前橋市街は、豊かな地下水が湧き出すところ。

そんなわけで、ここに酒造も造られたのだろうと思う。

P4270123_ 写真を撮っていると、また別のおばあさんが、こちらを気にしながら歩いてきた。

古い家の窓が美しくて、写真を撮っていると、何か話しかけてきた。

「昔の家って、洒落てましたよね。」

おばあさんは「そうだね。」といいながら、その家を見上げてながら、ペースを崩さずに、手を後ろに組んだまま、ゆっくりと、止まることなく、私の前を通り過ぎていった。

広瀬側沿いに上電が見えるところ辺りまで行くと、藤の花が咲いていた。それも、古い家のトタン屋根の上。良く見ればテレビのアンテナを藤棚代わりにして咲いていた。

P4270152_ 遠くから踏切が鳴り始めたので、線路の見えるところまで行く。上りがやってきたので、数分で下りも発車する筈だ。別のところに移動して上電の写真を撮る。

写真を撮って、戻り始めると、路地の向こうに銭湯の煙突が見えていた。

P4270230_ そして、中央通り商店街の「モモヤ」に向かう。これが目的なのだが、随分と寄り道をしてしまった。

店に入ると、近所の床屋の親父さんが、なにやら飲んでいたので、その隣に座る。

「どうしたんだい。」

「いや、ちょっと小腹が空いて。」

「オレもさ、釣りから帰ってきて小腹が減ってさ。そしたら、ばあさんが『じゃ行って来なよ』、ってんでさ。」

ゴールデンウィークの一日、地元で買い物をする人も少ないが、今日は天気が良かったので、いつもよりは人出はあったらしい。それでも2人で飲みながら、店の主人とお婿さんと、町内会のような話をしているうちに、お客さんはいなくなっていた。

閉店と言っても、夜7時。

「うちが一番晩くまでやっている感じだよ。」

店を出ると、アーケードは薄暗くなっていた。殆ど店が閉まったアーケードの四つ角のところに、「占い」と机がでていた。

「ここで何時までやるんですか」と聞くと、

「9時ぐらいまで。その後は向こうの方」と、飲み屋街の方を指差した。

閑散とした前橋市街だが、占いで食べていく人もいるし、占いをしてもらう人もいるということだ。

モモヤさんで傘を借りてきたが、アーケードを出ると、雨は降っていなかった。傘を見れば、懐かしいホテルの名前が入っていた。

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