4/26,27は通洞駅祭 その2
この駅前をガソリンカーの線路が横切っていた。
わたらせ渓谷鉄道の線路があり、その山側には、「すのこ橋」の廃石場までのトロッコの線路があった。駅の辺りはトンネルで、レールは外されたもののトンネルは今でも配管用に利用されている。
現在は立派な堤防が造られ、ダムとなり、鉱毒が流れ出さないようになっているのだが。
ちなみに、踏切を渡ればダムへといけると思うが、関係者以外は立ち入り禁止となっている。
駅を背に歩いて通りに出ると、右手に前回書いた 肉屋さんがある。もしやっていたら、コロッケでも買ってあげてくださいな。
通りに出て左に行き、一つ目の通り。昨年は全般的に桜は散り始めていたが、場所によっては美しく満開となっていた。
左手がマルサンのパン屋さん。喫茶店もやっていたが、今は不定期。おそらく、お祭の日は役員などをやるだろうからお店は休みかと。
店内というか、家の中には、ネコがやたらといる。といっても5匹ぐらいかな。時折、じいさんがネコを追いかけている姿を見ることが出来、なかなか微笑ましい。
通洞駅の脇、トイレの辺りからホームの裏手を行く小道がある。これが「足尾歴史館」への近道。ホームの裏を歩く、線路脇を歩き、踏切を渡るなど、昔の鉄道の雰囲気を味わえる。
写真左下の線路沿いの道は、その昔、ガソリンカーが走っていた道。
足尾駅まで、ここをガソリンカーが走っていたことを想像しながら歩くといい。
線路脇にには、当時古くなったレールを利用して造った柵があるところもあるので、それも楽しみに。
ガソリンカーの小道を通洞から反対に行くと、旧国道と合流し、右カーブとなるが、道路右脇に続く空地が線路跡と思っていい。
カーブを曲がると、まず、油力発電所の建物、煉瓦の変電所跡、そして古いが現役の変電所が現れる。
油力発電所は、現在でも戦時中に施された「迷彩色」の塗り分けが残っている。
つい10年ほど前までは、歴史館のある辺りから見ると、通洞は古河の社宅がずらりと並んでいた。現在は殆ど全てが立て替えられたが、古河が所有するのであろう、お偉いさんが住んでいた「役宅」は現在も残る。
役宅の屋根は、トタン張りではなくて、銅板なのだろうか、鈍い緑色であったりする。流石、足尾銅山。
今年の「通洞駅祭」については下記で簡単に紹介しています。
| 固定リンク
「鉄道」カテゴリの記事
- 群馬の小さな鉄道博物館「林業機械化センター」を一般公開!!(2024.06.01)
- 「思い出のローカル線」再スタート(2019.11.13)
- 2019/10/26 のぶさん、夕刻の豊鉄に乗る。(2019.10.31)
- 2019/10/26 '65ビートルで遠山郷の「梨元ていしゃば」に(2019.10.29)
- 2019/10/13 台風19号一過、古レールを使った聖牛が濁流に立ち向かった(2019.10.15)
「足尾」カテゴリの記事
- 「思い出のローカル線」再スタート(2019.11.13)
- 2018年5月3日は熱塩の下見ドライブ(2018.05.06)
- 2015年も熱塩温泉へ(2015.06.10)
- 会津に行ったら、酒造があった!?(2012.06.11)
- 足尾駅まつり ガソリンカー復活!!(2011.09.25)
コメント