群馬県庁前に残る銭湯
それで先ずは、そちらに寄って様子を見てから修理屋に行くことにした。
夫婦で、ビートルで出掛ける。県庁前に向かって、秋葉写真館の信号を右折する。
しかし、この辺りも古家が取り壊されて空き地が目立つと思っうと、その先に煙突があるのが目に入った。
「これは、ブロガーとしては写真を撮らなければならない」
とビートルを止め、デジカメを持って小走りになる。
「造り酒屋か」と思ったが、どうも違う。手前に残る看板が消えた古い建物が一段と混乱させる。
しかし、冷静に見るとそれは「佐藤呉服」とあり、煙突とは無縁のようだ。
古い大振りな建物と屋根続きで自宅が建っているようにも見えるが、いったい何なのか。
ビートルに戻ると「何だった」と訊かれたのだが、「何だろ。小さい工場かな。」と応える。
Uターンをするついでに、その煙突のある建物脇の狭い一方通行へ入ってみると、そこは「磯部湯」と暖簾が掛かっている。
それは銭湯だった。
県庁と繁華街の間、今は古い家が取り壊され、新しい家も目立つ一角に、銭湯が残っていた。
子供たちは独立すると違う商売に付き、おやじさんと、おばあさんで「元気なうちは…」と採算を度外視してやっているのだろうか。とにかく、こんなところで銭湯とは…全く謎だ。
バッテリーの件でビートルを走らせて、またまた驚いた。次の信号の角の一角が更地になっていた。
確か古い食堂とか残っていたと思うのだが。
「ここが取り壊されたとなると、この先に残る家々が取り壊されるのは時間の問題かも知れない。」と言うと、
「おちおちしていられないね。写真を取りに来なくちゃ」とかみさんが応えてくれたのだった。
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