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2008年1月12日 (土)

流山電鉄を歩く

P1060107_ 遅くなりましたが、流山の写真です。

南浦和から武蔵野線で、新松戸で下車。東京への通勤圏、華やかな感じもするが、あまり歴史の厚みは感じない、ありがちな地方都市に見える。

しかし、小さなビルの一階にある「幸谷駅」が良い雰囲気をかもし出している。それもビルに挟まれた、路地の突き当たりから、ビルの陰に隠れたところが駅である。

ここでは、ビルの裏に沿うように、表からは隠れて走っているのが総武流山電鉄である。

P1060110_

新松戸では陰に隠れて、時折姿を垣間見るだけの電車だが、ここから小金に向かうと長閑な景色も広がってくる。

新しい住宅も多いだけに、川や山、畑や古い家がより引き立つように思う。

P1060120_ 川に沿って行けば小金城址駅へ行ける。

その途中で、瓦葺の立派なお宅を見つけた。住宅に囲まれているが、農家だったのだろうか。

線路と川は、左にカーブする。この辺りは畑も目立つが、一昨年と比べると住宅が増えたような気がする。

小金城址の駅からは川も線路も真っ直ぐに伸びていく。この護岸工事をされた川が、昭和40年頃を思わせる。P1060151_

鉄橋を渡ると、道路は線路沿いとなり、しばらく行くと線路と別れゆるく左にカーブする。

カーブのところにある古い雑貨屋の所を右に入ると、「鰭ヶ崎駅」へ至る。この狭い道が昔の駅前通だとのこと。

前回来たときは食堂を探したがやっていなかった。今回は「とんかつ洋食マツノ」という店がやっていた。

「松島のマツと、狩野のノでマツノにした」とのこと。夫婦の苗字でも取ったのだろうか。出前で忙しいとお客さんに待ってもらうので、お客さんからは「待たせるのでマツノ」と言われるとか。

ここに店を出して40年のおじさんも、おばちゃんも、なかなか楽しい人だった。

もちろん、600円の洋食弁当も、懐かしい洋食屋さんの味がした。雰囲気も味もお勧めの店である。

P1060198_

この先は山を越えてから線路沿いの道に戻る。

ここは貨物列車の交換設備があったとかで、一直線の線路の脇に、交換用の線路跡も一緒に続いている。

右カーブをした先が平和台駅であり、ここには大きなイトーヨーカドーがあるが、ここはキッコーマンの味醂工場の跡地だという。

駅が比較的新しいのは、ここには味醂工場の引き込み線が延びており、その跡地を整備した結果だろう。

P1060237_ 終点の流山にも、引込み線があり、現在は道路沿いの自転車置き場になっている。

その引込み線跡をたどるようにして、キッコーマンの工場を一回りして、江戸川の土手に出る。

ここから眺めていたら古い建物が目に付いた。高いところから道を探して、その建物の近くに出る。

街道沿いには、3軒の古い店が残っていた。こういう所にいると、妙に落ち着いたりするから不思議である。

P1060247_ とんかつ屋のおばちゃんに「万上味醂」と聞いて、駅に戻る途中で通ってみる。

ここの一角も古い事務所や蔵が残る。駅の方からみても、良く目立つほど、立派な瓦屋根である。

流山は歴史ある町だけに、古いものを探して歩くと面白い。私は、こうして歩いて子供の頃の景色の中に身を置くのが好きなようだ。

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